モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 高利回り債券型 部門(対象ファンド:661本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・エマージング・単一国(F) ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

イーストスプリング・インドネシア債券オープン(毎月決算型)

設定・運用:イーストスプリング・インベストメンツ株式会社

投資方針

 当ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用され、「イーストスプリング・インベストメンツ・インドネシア・ボンド・マスター・ファンド」(以下、マスター・ファンド)への投資を通じて、実質的にインドネシアの現地通貨建て国債、社債、地方債などに投資する。収益の源泉は、デュレーション及びイールド・カーブが3割、クレジット(社債等)が7割とする。毎月(18日)決算。

選定ポイント

インドネシア債券ファンドのうちトップクラスの運用効率
 2014年のトータルリターンは22.50%となり、類似ファンド分類平均を9.71%上回った。類似ファンド分類内では、原油安が直撃した資源国のロシアやブラジル、メキシコの債券ファンドなどに対して優位となり、資源価格に大きく左右されない当ファンドの強みが目立った。
 また、リスク管理においても優れ、標準偏差は15.02%と、同分類内のインドネシア債券ファンド11本のうち2番目に低かった。当ファンドは収益の源泉とするデュレーションを第1四半期に長期化、第2、第3四半期に短期化、第4四半期に中立に戻しており、こうした市場環境に応じた機動的な調整により、リスクを抑えながら良好なリターンを達成した。シャープレシオは1.49と類似ファンド分類を0.29上回り、インドネシア債券ファンドの中では3番目に高い。
安定的な資金流入、インドネシア債券ファンドの代表格
 良好なパフォーマンスが注目され、当ファンドに安定的に資金が流入している点も注目される。当ファンドへの2014年1年間の純資金流入額は236億円のとなり、3月を除きすべての月で資金流入超過となった。純資金流入額は、類似ファンド分類内で第2位であり、インドネシアファンドの代表格と言える。ロシアやウクライナ、中東地域などの地政学リスクから2014年は新興国全体で資金流出が顕著となる中、対照的な結果だ。
 当ファンドを運用するイーストスプリング・インベストメンツは、アジアの債券に投資するファンドの運用で投資家から高い支持を得ている。全世界の投信市場におけるオープンエンドファンドのうち、アジアの債券に投資するファンドの会社別純資産残高(2014年12月末時点)を見ると、同社は38億ドルで第1位となっている。アジアにおける債券投資の中心的な存在であり、当ファンドにおいても、その運用ノウハウが活かされている。
経験豊富なファンドマネジャーが運用、多角的な分析で成果
 マスター・ファンドは、イーストスプリング・インベストメンツのシンガポール拠点である「イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッド」が運用する。マスター・ファンドのファンドマネジャーは19年の豊富な運用・調査経験を有し、7名のアナリストと協力し、定期的なミーティングを通してコミュニケーションを行っている。運用においては、ファンダメンタルズ分析、バリュエーション分析、テクニカル分析を利用し、多角的なアプローチを取ることで成果を上げている。
 当ファンドの情報開示においては、ホームページ上で目論見書や運用報告書、月報などの一般的な開示資料が閲覧可能なほか、インドネシアの投資魅力を伝える販売資料やインドネシアの経済・市場環境を解説する隔週のレポートも提供されており、投資対象についての理解を促進するための取り組みを積極的に行っている。