モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページ > 高利回り債券型部門

2014年の傾向(高利回り債券型 部門)

欧米の金利低下でハイ・イールド債券への注目高まる、新興国債券はアジアがけん引

 高利回り債券型部門は、ハイ・イールド債券に投資する「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」、単一の新興国の債券に投資する「国際債券・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」、複数の新興国の債券に投資する「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」の3分類と、これらの「為替ヘッジあり」の分類である3分類を加えた、計6つの類似ファンド分類で構成されています。

 ハイ・イールド債券は2014年に、米国や欧州などの先進国で国債の金利低下が一段と進む中、相対的な利回りの高さから買われ、堅調なパフォーマンスとなりました。新興国債券は、原油安で一部産油国の債券が売られたものの、インドやインドネシアなど政権交代で経済成長への期待が高まった単一国の債券などが値上がりし、上昇基調を継続しました。代表的指数の年間騰落率は、米国ハイ・イールド債券指数の「バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ・US・ハイ・イールド・マスターII・コンストレインド・インデックス(米ドルベース)」が2.51%、欧州ハイ・イールド債券指数の「バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ・ユーロ・ハイ・イールド・コンストレインド・インデックス(ユーロベース)」が5.35%と、いずれも上昇しました。また、新興国債券の値動きを表す指数「JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)」は7.43%上昇しました。

 こうした環境の中、2014年の高利回り債券型部門のトータルリターンは、「国際債券・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」が6類似ファンド分類のうち12.79%でトップとなり、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」が12.51%で続きました。2014年の新興国市場は原油安などを受けて波乱の相場となりましたが、アジアの優良国などに集中投資したファンドを中心に良好なリターンとなりました。また、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」のリターンも11.77%と、良好でした。「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジあり)」は0.66%と、暦年では2009年以降6年連続でプラスリターンを達成しており、高水準のインカム収入が安定的なリターンにつながっています。資金流入では、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が2014年に1月から9月まで9ヵ月間連続で資金流入超過となり、2年連続で8,000億円台の純資金流入を記録するなど、高い人気を誇っています。

 661本の候補ファンドの中から選出されたファンドは、ハイ・イールド債券ファンド2本、新興国債券ファンド4本の計6本となっています。