モーニングスターアワード2014

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受賞ファンドインタビュー

高利回り債券型 部門(対象ファンド:661本)

優秀ファンド賞
モーニングスター アワード2014

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド

設定・運用:フィデリティ投信株式会社

高利回り債券型 部門では、2014年に優れた運用成績を収めた『フィデリティ・US ハイ・イールド・ファンド』が優秀ファンド賞を受賞した。2010年の最優秀ファンド賞を含めて史上初の6年連続での受賞となった。
年末の純資産残高は1兆2000億円(全ファンド中第4位)と、わが国を代表するアクティブファンドの一つでもある。2015年の見通しやファンドの運用などについて、当ファンドのポートフォリオ・マネージャーを務めるフィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニーのハーリー・ランク氏に聞いた。

好調米国経済と魅力的な投資環境、高い金利収入が安定収益の源泉

現在の利回りは魅力的な水準、原油安は銘柄選択のチャンス
『フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド』(以下、当ファンド)が投資対象とする米国ハイ・イールド債券相場では割安感が高まっています。2014年後半に、原油価格の下落や地政学リスクの台頭等を受け相場の変動性が上昇したことにより、米国ハイ・イールド債券相場の利回りは上昇しました。足元の利回りは約7%と魅力的な水準です。

2014年後半に原油価格が下落しましたが、エネルギー・セクターは、米国ハイ・イールド債券指数の中の1割程度と限定的です。しかも、原油安が逆風となるのはエネルギー・セクターでも一部の企業にとどまると想定されます。多くの企業は原油価格リスクを約1年先までヘッジしたり、固定価格の長期契約によってビジネスを請け負ったりしているためです。

また、原油・ガソリンの消費者である化学、空運、公益(電力会社など)などの業種は、コスト低下という恩恵を受けています。原油安による米国内需拡大は幅広い業種に恩恵をもたらすと期待されます。

原油安による投資家心理の悪化等で一時的に調整する局面は、割安な銘柄を発掘するチャンスだと考えています。

フィデリティ・マネジメント・アンド・
リサーチ・カンパニー
ポートフォリオ・マネージャー
ハーリー・ランク 氏


利上げはプラスに作用金利収入の積上げ効果が魅力
2015年は米連邦準備制度理事会(FRB)による「利上げ」に注目が集まっています。一般的な債券では金利の上昇は債券価格の下落につながりますが、ハイ・イールド債券の価格は上昇する傾向にあります。なぜなら、通常、金利の上昇局面は景気回復局面であり、企業の業績も改善し、信用力や格付も向上する傾向があるためです。なお、2014年12月末時点の米国ハイ・イールド債券のデフォルト(債務不履行)率は1.9%と、長期的な平均値である4.9%を大きく下回っています。

2015年の米国ハイ・イールド債券相場では、現在7%程度で推移する金利収入を主な収益源とした良好なパフォーマンスが期待されます。さらにフィデリティが得意とする銘柄選択によってプラスアルファの収益を追求していきます。現在、フィデリティにはハイ・イールド債券専任の担当者が約40名おり、200名を超える企業調査アナリストからの情報も活用して、徹底した企業調査を繰り返しています。

当ファンドは、設定以来16年以上にわたり様々な危機や波乱を乗り越えてきました。高利回りの金利収入を主な収益源として、設定来の累積リターンは130%を超え、過去10年間でみても年率リターンは7%超となっています。ハイ・イールド債券は、投資期間が長いほど高まる金利収入の積上げ効果が魅力です。長期投資に適した資産だと考えています。

(取材・作成:モーニングスター)

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドの設定来の運用成績
(期間:1998年4月1日〜2015年1月30日)

※累積投資額は、ファンド設定時に10,000 円でスタートしてからの収益分配金を再投資した実績評価額です。 ただし、購入時手数料および収益分配金にかかる税金は考慮していません。
※基準価額は運用管理費用控除後のものです。
※当該実績は過去のものであり、将来の成果を保証するものではありません。
(出所)フィデリティ投信

選定ポイント

2014年のトータルリターンは17.10%と、類似ファンド分類「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」平均を5.33%上回り、上位13%内となった。月次のトータルリターンでは、9月と12月に類似ファンド分類平均がマイナスとなる中でもプラスを維持し、2月以降は11カ月連続でプラスを維持した。長期の運用成績にも優れ、ポートフォリオ・マネージャーが運用する他の海外籍ファンドの評価も高い。

モーニングスターによる評価は、過去の一定期間の実績を分析したものであり、将来の運用成果などを保証するものではありません。