モーニングスターアワード2014

Fund of the Year 2014トップページ > バランス型部門

2014年の傾向(バランス型 部門)

逆オイルショックも分散投資が奏功、世界株・REITがパフォーマンス左右

 バランス型部門は、バランス型ファンドが属する「安定」「安定成長」「バランス」「成長」の4分類と、ターゲットイヤーファンドが属する「ターゲットイヤー〜2020」など3分類の計7つの類似ファンド分類で構成されています。

 バランス型部門は組入資産や組入比率によって、ファンドのパフォーマンスに差がつきました。2014年は原油価格が急落した逆オイルショックを受けて、コモディティ(商品)市場やロシアを中心とした資源国の株価が大幅に下落しましたが、投資対象の資産や国・地域をバランス良く分散したファンドへの影響は限定的でした。主要先進国では、株式市場やREIT(不動産投資信託)市場が大幅に上昇したため、債券よりも株式・REITの組入比率が高位のファンドの方がパフォーマンスは良好でした。特に、連日最高値を更新した米国株式の組入比率が相対的に高いファンドが堅調に推移しました。

 2014年のバランス型の年間トータルリターンは、「成長」が18.15%と最も高く、次いで「バランス」が14.74%となりました。相対的には、株式やREITの組入比率が高位の類似ファンド分類が優位となりました。個別ファンドでは1年以上の運用実績を有する417本中408本のファンドがプラスのリターンとなりました。バランス型部門の年間の純資金流出入額は591億円の流出超過となり、前年に引き続き、純資金流出となりました。ただし、2014年1月から始まったNISA(少額投資非課税制度)でバランス型ファンドに注目が集まり、過去のパフォーマンスが良好なファンドや組入資産に特徴を有するファンドでは大幅な純資金流入になるなど、資金動向は二極化しました。

 581本の候補ファンドの中から選出されたファンドは、米国の高配当株式や債券などに投資するファンド1本、世界の通信・公益株やREITに投資するファンド1本、世界の株式や債券のみならずコモディティやヘッジファンドなど多様な資産に分散投資を行うファンド1本の計3本となっています。