モーニングスターアワード2014

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受賞ファンドインタビュー

フレキシブル・アロケーション型 部門(対象ファンド:98本)

優秀ファンド賞
モーニングスター アワード2014

キャピタル・エマージング・ストラテジー・ファンドDコース(毎月分配/為替ヘッジなし)

設定・運用:キャピタル・インターナショナル株式会社

「リスクを抑えながら幅広いエマージング市場投資を可能に」――。
エマージング市場になかなか踏み切れない投資家のため、このような運用コンセプトを具現化したのが『キャピタル・エマージング・ストラテジー・ファンド』だ。
リスクはエマージング株式の約半分、リターンは中長期に見てエマージング株式並みを目指す投資アプローチと、運用戦略の実績について、キャピタル・グループのポートフォリオ・マネジャー4名に聞いた。

リスクを抑えながら幅広いエマージング市場投資を可能に

エマージング市場で事業展開する先進国株式も
当ファンドは、エマージング市場の成長力には魅力を感じながらも、時に大きく下落するそのリスクの大きさが不安で、なかなか投資に踏み切れない方々のため、「リスクを抑えながら幅広いエマージング市場投資を可能に」すべく生み出されたファンドです。具体的には「リスクはエマージング株式の約半分、リターンは中長期で見てエマージング株式並み」を運用目標に据えています。では、どのようにしてこの目標の実現を目指すのか、私たちのアプローチを紹介します。

まずは、(1)中長期的な視点で運用に当たることです。短期間に投資方針を何度も変更していては、取引コストもかさみますし、投資行動が結果的に相場の裏目に出るリスクも増えます。「中長期的に有効」と確信が持てる銘柄を中心にポートフォリオを構成することを心がけています。

次に、(2)なるべく幅広い投資対象の中から、それぞれの特性に応じた柔軟な銘柄選択を行います。MSCIのエマージング株式指数の構成銘柄にこだわることなく、小型株やフロンティア市場の株式、さらには、先進国に上場しながらもエマージング市場で多大な事業を展開する企業の株式などにも対象を拡げ、幅広い投資機会に目を向けています。最近発展著しいエマージング債券市場も投資対象としています。

通常、株式よりリスクとリターンの水準が低い債券への投資は、ポートフォリオ全体のリスクを軽減する手段として有効ですが、それだけにとどまりません。例えば最近のブラジルのような高金利国の場合、あえてリスクの高い株式に投資しなくとも、現地通貨建て国債への投資で十数パーセントという高利回りを享受することができます。

さらには、(3)十分に分散されたポートフォリオを構築し、日々それを監視し、市場動向とも照らし合わせながら、機動的なリスクヘッジの手段を講じています。計量ツールの利用も交えて推定リスクの定量把握に努め、なるべく相関の低い銘柄を組み合わせたり、債券や現金の比率、新興国通貨エクスポージャーの米ドルヘッジ比率などを調整し、リスクの上昇に対処します。



運用戦略は、数々の危機を乗り越え堅実な実績を獲得
最後に、当ファンドが用いている運用戦略は2007年に運用を開始しましたが、直後に起こったリーマン・ショックやギリシャ・ショックなど数々の危機を乗り越え、堅実な実績を獲得してきました。米国の金融引き締め観測や地政学リスクの高まりを背景に、投資家のリスク回避的な投資行動がエマージング市場にも及んでいる昨今ですが、こうした市場環境だからこそ、当ファンドを通じて、リスクを抑えながらエマージング市場の将来の成長に備えていただければ幸いです。

(取材・作成:モーニングスター)

当運用戦略の実績*1(設定来、米ドルベース)(期間:2007年9月末〜2014年12月末)

*1. キャピタル・グループの運用資産のうち、マザーファンドを通じて投資するキャピタル・インターナショナル・ファンド・ジャパン エマージング・マーケッツ・トータル・オポチュニティーズと同一の運用手法を用いたファンドおよび口座で構成されるコンポジットの数値を使用しています。コンポジットは、運用実績等を算出するために、同一の運用手法を用いているファンドおよび口座等を残高に応じて加重平均してまとめたものです(運用報酬控除後、米ドルベース)。当該コンポジットの設定日は2007年9月末、2014年12月末現在の構成数は9ファンド・口座です。
*2. エマージング株式はMSCI エマージング・マーケッツIMI(2007年11月まではMSCIエマージング・マーケッツ・インデックス)(税引後配当再投資)。米ドルベース
*3. コンポジットの運用資産額合計
*4. 上記は、ファンドの運用実績ではなく、マザーファンドを通じて投資するキャピタル・インターナショナル・ファンド・ジャパン エマージング・マーケッツ・トータル・オポチュニティーズと同一の運用手法を用いた運用戦略にかかる実績です。また、過去の実績はファンドの将来の成果を保証するものではありません。
(出所)MSCI、キャピタル・グループ

選定ポイント

2014年のトータルリターンは9.69%と、フレキシブル・アロケーション型部門に属するファンドの平均を1.45%上回った。同部門内では、エマージングに地域に特化したファンドやリスク水準を一定に保つリスク・バジェッティング運用を行うファンド、世界の株式・債券に広範囲に分散投資するファンドなどに対して優位となった。2014年の資金流出入を見ると、すべての月で流入超過となった。

モーニングスターによる評価は、過去の一定期間の実績を分析したものであり、将来の運用成果などを保証するものではありません。