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FUND OF THE YEAR 2020 MORNINGSTAR AWARD

安定資産(債券・バランス安定)型 部門

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2020年の傾向

低金利環境下、債券型はオセアニア債が優位、新興国債は苦戦、バランス安定型は低調

 安定資産(債券・バランス安定)型 部門は、国内外債券を主要投資対象とする債券型ファンドが属する分類と、バランス安定型ファンドが属する分類で構成されています。内訳は、債券型では、「国内債券・中長期債」など国内債券を主要投資対象とする4分類、「国際債券・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」[国際債券・北米(為替ヘッジなし)] 「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」など先進国や新興国の債券を主要投資対象とする14分類、「国際債券・短期債(為替ヘッジなし)」など特定の種類の海外債券を主要投資対象とする8分類、「NOMURA−BPI(総合)連動型」などパッシブファンドが3分類の計29の類似ファンド分類が含まれました。バランス安定型では、株式・REITへの合計投資比率が25%未満と最も低い「安定」が含まれ、合計で30の類似ファンド分類となります。

 2020年の債券市場は、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)により振り回される1年間になりました。国際的に人員移動が停滞し、消費や雇用も減少する中、各国の中央銀行が大規模な金融緩和政策を打ち出し、主要国の長期金利(10年国債利回り)は3月に急低下しました。国内では、3月に新型コロナウイルスの感染拡大懸念により安全資産とされる国債への買いが優勢となり、新発10年物国債利回りは一時▲0.16%を下回りました。その後の日銀の金融緩和政策や国債買い入れオペ、政府の財政拡大による国債の増発などにより、年後半は0%〜0.05%の間を推移し、前年末の▲0.025%から0.02%へ上昇(債券価格は下落)しました。米国では、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利をゼロ金利まで引き下げたことから、前半では一時0.5%付近まで低下しました。後半は新型コロナウイルスのワクチン普及に対する期待などで緩やかに回復したものの、金融緩和の長期化観測により、結果として前年末の1.92%から0.91%へ低下しました。ドイツでは、新型コロナウイルスへの感染対策としてロックダウンなどの厳しい行動規制が行われました。経済活動の抑制による景気下押しへの警戒から独国債への買いが入ったほか、ECB(欧州中央銀行)が量的緩和を拡大したことなどで、前年末の▲0.19%から▲0.57%へ低下しました。

 こうした低金利環境下で、当部門の類似ファンド分類別の2020年トータルリターンを見ると、資産クラス別で債券の投資比率を高めているファンドが多く属している中、6割以上の分類がプラスとなっており、うち「国際債券・オセアニア(為替ヘッジあり)」は18.57%と、全91分類の中でも5位となる好成績となっておりました。一方で、「国際債券・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」が▲7.11%、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が▲3.66%など相対的にリスクが高いとされる債券が苦戦を強いられました。「安定」は1.50%とプラスになっているものの、低調な動きとなりました。

 年間の純資金流出入額(ETF除く)は、部門全体で9,583億円の流出超過となりました。類似ファンド分類別では7割以上の分類が流出超過となる中、バランス安定型では、「安定」は5月以降8カ月連続で流入超過となり、年間では440億円の流入超過となりました。債券型アクティブファンドでは、「国際債券・転換社債(為替ヘッジあり)」が7億円の流入超過となりました。一方で、「国際債券・北米(為替ヘッジなし)」が2,024億円、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」が1,934億円と、いずれも昨年に引き続き流出超過となりました。

 安定資産(債券・バランス安定)型 部門の1,662本の候補から、「安定」に属するファンド4本、「国際債券・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に属するファンド1本、計5本が受賞ファンドに選ばれました。バランス安定型ファンドが多く選ばれる中、基本資産分配比率を設定するファンド、市場環境に応じて資産配分を変更するファンド、具体的なリスク(標準偏差)水準を明示するファンドのいずれのタイプのも選出されています。

受賞ファンド対象ファンド1662本

主催
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過去のFund of the Year 受賞ファンド

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