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FUND OF THE YEAR 2021 MORNINGSTAR AWARD

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2021年の市況

 2021年は、2020年に続き新型コロナウイルス、加えて各国中央銀行の金融政策の動向に左右される相場環境となりました。日経平均株価は、年間で4.65%上昇しましたが、随所で下落する場面もみられました。2月に世界的な債券利回りの上昇による景気回復懸念などが重なり、同26日には前日比1,202円安と、歴代10番目の下げ幅となりました。11月には新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大懸念が再燃し、同26日に前日比747円下落しました。米国では、NYダウが前年比18.73%上昇し、ナスダック総合指数は前年比21.39%上昇しました。一方で、11月には新型コロナウイルスの変異型が見つかったことが不安材料となり、同26日の米国株式市場ではNYダウが905ドル安する場面や、同30日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が量的緩和縮小の加速を示唆したことが嫌気され、652ドル安となる場面もありました。欧州では、アフターコロナが意識され、半導体関連株やIT関連株、医薬株に資金が流入し、代表的な指数であるMSCIヨーロッパインデックス(現地通貨ベース)が前年比19.93%の上昇となりました。一方で、新型コロナウイルスに対する措置として移動制限が設けられたことにより、経済活動への悪影響が懸念され、11月26日にドイツのDAX指数、フランスのCAC指数が2021年で最大の下落率となる場面もありました。新興国は、地域によって明暗が分かれる形になりました。インドのSENSEX指数では、ワクチン接種率の増加や政府による景気刺激策が好感され前年比21.99%の上昇、中国の上海総合指数も前年比4.80%上昇しました。一方、ブラジルのボベスパ指数では、インフレ率の上昇や所得税増税などが嫌気され、前年比11.93%下落しました。

 債券市場も同様に揺れました。日本の10年物国債の利回りをみると、2月には新型コロナウイルスからの景気回復や物価上昇が早まるとの見方から、一時0.175%まで上昇(債券価格は下落)する場面や、8月には日銀の国債買い入れオペ(公開市場操作)で投資家の売り意欲の乏しさが確認されたことにより、0%まで低下(債券価格は上昇)する場面がありました。8月に金利が底を打った後は米欧でのインフレの長期化懸念が高まり、年末にかけて上昇しました。日本の10年物国債の利回りがマイナスとならなかったのは2015年以来となり、日銀がマイナス金利政策を導入した2016年以降、初となりました。米国の10年物国債利回りは、年始の0.9%台から上昇し、FRBによる早期利上げ観測が高まったことを受け、年末にかけて上昇しました。

 外国為替相場では、ドル円は年初103円台で推移した後、緩やかな円安傾向が続き、年末には115円台まで円安になりました。ユーロ円は、年初に120円台後半で推移した後、年後半にかけては120円台後半から130円台前半でもみ合う展開となりました。

パフォーマンスは商品連動型、資金流入は国際株式が上位

 2021年のモーニングスター類似ファンド分類別トータルリターンをみると、約8割(89分類中72分類)がプラスとなり、6割弱がプラスであった2020年に比べ、より広範なファンドの運用成績が改善した結果となりました。トータルリターン上位をみると、「S&P GSCI商品指数連動型」が第1位で58.04%、「RICI商品指数連動型」が第2位で55.22%上昇し、商品連動型の運用成績が好調でした。また、「国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が第3位で46.36%、「国際REIT・北米(為替ヘッジなし)」が第5位で44.13%上昇するなど、上位10分類にREITが4本ランクインする結果となりました。20%以上上昇した分類は24分類に上り、うち9割強が国際株式型となりました。

 モーニングスターの調べでは、2021年の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は9兆2,735億の流入超過となりました。内訳を類似ファンド分類別にみると、純資金流入額の第1位は「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」の3兆6,133億円、第2位は「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」の3兆1,892億円となりました。昨年に続き、国際株式型が根強い人気を見せています。

 なお、投信協会のデータに基づくと、2021年12月時点で公募株式投信の本数は5,827本と、前年末比で12本増加し2018年から3年連続の減少が止まりました。純資産残高も150兆円と前年末比で25兆円増加しました。堅調に推移する米株式相場を背景に、個人投資家の買い需要が影響したとみられます。

公募株式投信の純資産残高の推移(2021年12月末時点)

公募株式投信の純資産残高の推移(2021年12月末時点)

投資信託協会データより、モーニングスターが作成

7部門37ファンドが受賞

 モーニングスターでは、評価対象とする国内公募追加型株式投信を対象に独自の定量・定性分析に基づいて、運用成績などが総合的に優秀であると判断されたファンドを2021年の『Morningstar Award “Fund of the year 2021”(ファンド オブ ザ イヤー 2021)』に選定し、2022年2月10日に発表しました。モーニングスターが分析対象とする約5,500本(2021年12月末時点)の中から、「国内株式型」や、「債券型」、「バランス型」など7部門で計37ファンドを選出しています。「国際株式型」については、「国際株式(グローバル・含む日本)型」と「国際株式(グローバル・除く日本)型」の2部門としています。

主催
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過去のFund of the Year 受賞ファンド

当資料は、モーニングスターが作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。

Morningstar Award “Fund of the Year 2021”は過去の情報に基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスターが信頼できると判断したデータにより評価しましたが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。著作権等の知的所有権その他一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar,Inc.に帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

当賞は、国内追加型株式投資信託を選考対象として独自の定量分析、定性分析に基づき、各部門別において総合的に優秀であるとモーニングスターが判断したものです。投資信託は、販売会社がお申込みの取扱いを行い、委託会社が運用を行います。投資信託は株式や債券など、価格変動性のある有価証券に投資するため、元本割れの恐れや価格変動の要因となる様々なリスクがあるほか、購入・運用・解約時に所定の手数料や費用などがかかります。これらのリスクや手数料・費用は各投資信託によって異なりますので、商品の購入をご検討の際は当該商品の投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等(目論見書補完書面を含む)を十分にご理解し、ご自身の判断でご購入ください。

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