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アナリストの視点(ファンド)

<特別対談レポート>
エンジェルジャパン 「宇佐美 博高」氏が運用助言するファンド
〜中小型成長株ファンド−ネクストジャパンー(愛称) jnext〜

2005-01-11

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中小型株運用の専門家


花村: 今回のファンドの運用助言を宇佐美氏に依頼した理由はどこにありますか?
中尾氏:
中尾 征雄氏 >>
宇佐美氏の真髄は徹底した企業訪問にあり、中小型株の発掘と継続的調査に定評があるからです。宇佐美氏は未公開企業・公開企業のアナリストが14年、運用が11年と未公開企業の調査で長いキャリアがあります。また、宇佐美氏が運用助言をしているファンドはパフォーマンスが抜群で、純資産額が増えていることからも投資家から支持されていることがわかります。
中小型株は経営者によって、社風や業績ががらりと変わります。宇佐美氏の運用しているファンドは、徹底した企業調査が故に、投資信託という形態をとっていても経営者の顔が見えるファンドであるような気がします。宇佐美氏が情熱を持って志のある経営者を発掘してくれるのです。

宇佐美チームが助言したファンドは、1999年と2001年「ファンド・オブ・ザ・イヤー」を受賞


花村:
弊社 花村 >>
宇佐美さんは、弊社の「ファンド・オブ・ザ・イヤー」を1999年と2001年に2回も受賞していらっしゃいますが、さらに2004年11月末時点での1年トータルリターンランキング(図表3)では宇佐美さんが運用助言されているファンドが1位、2位、4位に入っています。株価の変動が激しい中小型株を運用助言されて、どうしたらこのような成果を出せるのでしょうか。
宇佐美氏: 徹底的かつ継続的な企業調査を行っています。私どもはファンドを買っていただいた受益者の皆様のために徹底的に調査します。次に、運用比率なども制約を設けています。1ファンド50銘柄。1社に肩入れしすぎないよう組入比率を4%までと決めています。4%を超えた段階で超えた部分を売却して利食っています。その資金で過小評価されている銘柄に投資します。ですから深追いはしません。中小型株運用が可能な規模は全てのファンドを合計して5,000億円までと考えています。それ以上になると効率的な運用ができなくなるからです。販売会社の方々にはご理解いただいて、何度かお申し出を断らせていただいたこともありました。

(図表3) 株式投信 1年トータルリターン・ランキング上位10銘柄
(2004年11月末現在、純資産10億円以上)
順位 ファンド 投信会社 トータル
リターン
1年
モーニングスター
カテゴリー
レーティング 純資産
(百万円)
1 コメルツ 日本小型株オープン 『愛称 : チャンスメーカー』 コメルツ 77.09% 国内小型
グロース
★★★★★ 1,894
2 小型株ファンド 『愛称 : グローイング・アップ』 安田 73.66% 国内小型
グロース
☆☆☆☆☆ 20,110
3 エンジェル・ファンド ドイチェ 59.14% 国内小型
グロース
★★★★ 9,970
4 日興 グローイング・ベンチャーファンド 『愛称 : グローイング・ベンチャー』 日興 54.90% 国内小型
グロース
☆☆☆☆☆ 25,360
5 インベスコ 店頭・成長株オープン イン
ベスコ
52.19% 国内小型
グロース
★★★★★ 8,751
6 J-Stockアクティブ・オープン 大和住銀 51.85% 1,715
7 インベスコ 日本中小型株オープン イン
ベスコ
48.20% 7,645
8 (オーロラII) 東欧投資F 野村 47.62% 国際株式・
欧州(F)
★★★★★ 5,886
9 ミュータント 日興 45.78% 国内小型
グロース
★★★★★ 4,116
10 りそな・アクティブジャパン ソシエテ 42.70% 国内中型
グロース
★★★★ 8,385
★は運用期間が3年以上あるファンドを対象とし、☆は運用期間が1年以上3年年未満のファンドを対象としています。

花村: この先どのような相場環境においても、組入銘柄数を増やしたり、組入比率を4%以上にしたりすることはないのですか?また、市場や業種などはどのように考えられていますか?
宇佐美氏: 常に運用スタイルは変わりません。受益者の皆様はファンドを理解されて購入されています。他のファンドと分散投資をされているケースもあると思いますから、運用スタイルを変更することはできません。また、市場や業種で制約は設けていません。日本の成長株の上位50社を選ぶだけです。今後も成長性のある企業を地道に発掘していきたいと思います。

これからの日本を引っ張って行く企業を応援


花村: 投資家の方々に対するメッセージをお願いします。
宇佐美氏: 現在、私どもが作る50銘柄のポートフォリオは、平均PERが20倍以下、経常増益率が40%台を維持しています。組入銘柄の株価が上昇すればそれを売却して、新たな銘柄を組入れていくことで、平均PERと経常増益率を維持していきたいと考えています。決してその時のブームに踊らされることなく、熱い情熱を持って銘柄を調査し、冷静な判断で運用助言を行っていきます。投資家の方に長くお付き合いいただけるファンドにしたいと考えておりますので、是非ともよろしくお願い致します。

花村: 最後に宇佐美さんが立ち上げた、エンジェルジャパン・アセットマネジメントの運用理念を紹介しておきましょう。




厳選した革新高成長企業に成長資金を供給し、成長加速に貢献
利益成長の果実を、資産増加の形で中長期的に享受
次の世代につながる、日本経済社会の活性化に貢献

花村: 本日はどうもありがとうございました。


<宇佐美 博高氏>
エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社 代表取締役
一橋大学卒。静岡銀行、すみや電気を経て野村総合研究所入社。
ディービーモルガン グレンフェルアセットマネジメント(現ドイチェ・アセット・マネジメント)等株式運用責任者を歴任後、2002年エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社を設立。
助言資産1,371億円(2004年11月2日現在)

<中尾 征雄氏>
ワールド日栄フロンティア証券株式会社
野村総合研究所入社後、NRIアメリカ福社長兼調査部長、野村證券主席研究員を経て、
2004年ワールド日栄フロンティア証券専務取締役就任。

<花村 泰廣>
モーニングスター株式会社 取締役調査分析部部長
大和証券入社後、外国債券部、転換社債ワラント部、投資情報部を経て、
1999年9月モーニングスター株式会社入社。2004年3月取締役就任。

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