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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

中小型株ファンド快走、「ひふみプラス」以外も人気化−2017年12月推計資金流出入

2018-01-05

 モーニングスターの独自推計によると、2017年12月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは5,877億円の純資金流入となり、2カ月連続の流入超過となった。大分類別(全10分類)の純資金流入額は、第1位が「国際株式型」で4,606億円、第2位が「国内株式型」で1,788億円、第3位が「バランス型」で1,248億円となった。「国際株式型」が14カ月連続で第1位、「バランス型」が3カ月連続で第3位となる中、新たな動きとして注目すべきは「国内株式型」が11月の第4位から順位を上げて第2位となった点。同分類が第3位以内に入ったのは2016年3月の第3位以来1年9カ月ぶりとなる。

■中小型の中でも「国内小型グロース」が圧倒

 「国内株式型」の資金流入は中小型株ファンドがけん引した格好となっており、中でもカテゴリー別では「国内小型グロース」が1,640億円の純資金流入と、他を圧倒している(図表)。「国内小型グロース」の人気はパフォーマンスを反映しており、2017年11月末までの年初来リターンをカテゴリー別に見ると、第1位から第3位を小型株のカテゴリーが独占する中、第1位が「国内小型グロース」で44.77%と、38.69%で第2位となった「国内小型ブレンド」を大きく上回っている。

 ちなみに12月に229億円の純資金流出となった「国内大型ブレンド」は年初来リターンが21.44%と、「国内大型バリュー」の16.28%に次いで低いリターンとなっており、こちらも資金フローは低パフォーマンスを反映した結果となっている。

図表 「国内株式型」のカテゴリー別2017年12月純資金流出入(推計値)

図表「国内株式型」のカテゴリー別2017年12月純資金流出入(推計値)

出所:モーニングスター
※国内追加型株式投信(ETF除く)

 個別ファンドで見ると、「国内小型グロース」の中でも資金流入が突出しているのが「ひふみプラス」で、12月は524億円の純資金流入と、「国内小型グロース」で第1位となっただけでなく全ファンドで見ても第2位となっている。同じく全ファンドのランキングで見ると、2017年10月の新規設定ファンドである「JPM ザ・ジャパン(年4回決算型)」が310億円の純資金流入で第6位、「三井住友・げんきシニアライフ・オープン」が130億円の純資金流入で第20位といずれも上位に入るなど、「ひふみプラス」以外にも「国内小型グロース」のファンドに幅広く資金が流入している。

■インド人気が続く新興国株式に新たな動き?

 12月に国内株式型以外で注目される動きとしては、個別ファンドランキングで全ファンド中第1位となった同月の新設ファンド「新興国ハイクオリティ成長株式ファンド」が挙げられる。同ファンドは「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」に属し、12月に1,438億円の純資金流入を記録。個別ファンドの純資金流入額としては、2015年4月の新規設定ファンドである「日本企業価値向上ファンド(限定追加型)」が同月に2,160億円を記録して以来、2年8カ月ぶりの高水準となった。

 同ファンドは新興国企業の株式のうち、競争優位性、成長性が高く、かつ割安な銘柄に投資する。新興国株式ファンドの中ではインド株式ファンドの人気が群を抜いて高く、幅広い新興国に分散投資するファンドへの資金流入はこれまで目立っていなかっただけに、今後同ファンド以外に資金流入の動きが広がるか注目される。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください