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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

国際株式型けん引役に高水準な流入続く、バランス型も流入額増加−2021年6月推計資金流出入

2021-07-02

 モーニングスターの独自推計によると、21年6月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は9,347億円の純資金流入と7カ月連続の流入超過となった。国際株式型をけん引役として高水準な資金流入が続いており、純資金流入額は3月の9,338億円を上回って過去10年間(120カ月)で第6位となった。

 モーニングスターの大分類別で「国際株式型」は6,581億円の純資金流入となり、12カ月連続の流入超過かつ大分類別で12カ月連続の純資金流入額トップとなった。純資金流入額は過去10年間で第7位。第1位〜第4位までは今年1〜4月が占めているほか、5月は第6位となっており、国際株式型への旺盛な資金流入が続いた。

 「国際株式型」をカテゴリー別に見ると、日本を含む先進国の株式に投資する「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が2,619億円の純資金流入、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が2,204億円の純資金流入となり、純資金流入額は7カ月連続で全カテゴリーの中で第1位、第2位となった。先進国の株価動向を示す「MSCI ワールドインデックス(米ドルベース)」は6月に前月比1.40%高と5カ月続伸し、米国ではS&P500、ナスダック総合指数が過去最高値を更新した。米国株を中心に先進国株式を選好する動きが続いた。

 個別ファンドでは、純資金流入額上位25ファンドのうち18ファンドを国際株式型が占めた。このうち、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)「イノベーティブ・カーボンニュートラル戦略ファンド」が前月に続いて上位10位内となったほか、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)が上位10位内に浮上した。

 「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース」は23日に純資産残高が1兆円を、「Cコース」は28日に5000億円を突破した。両コースをけん引役として、「Aコース(為替ヘッジあり)」「Bコース(為替ヘッジなし)」を合わせたシリーズ合計の純資産残高は30日に2兆円を突破した。

図表1:大分類別の純資金流出入額

(図表)大分類別の純資金流出入額

※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※21年6月はモーニングスター推計値

「バランス型」は流入超過額が増加、「国内株式型」は流入超過に転換

 「国際株式型」に続いて流入超過額が大きかったのは「バランス型」。707億円の純資金流入と流入超過額は前月比で倍増し、2カ月連続の流入超過となった。カテゴリー別では、バランス型の中でもリスク資産(株式・REIT)の比率が最も高い「成長」が96億円の純資金流出で13カ月連続の流出超過となったが、「バランス」が380億円の純資金流入、「安定成長」が347億円の純資金流入と揃って4カ月連続の流入超過となったほか、「安定」も21億円の純資金流入と2カ月連続の流入超過となった。個別ファンドでは、「安定」に属する「投資のソムリエ」が205億円の純資金流入と流入超過額が前月に続いて国内全ファンド中で第11位となったほか、「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」(愛称:クアトロ)が98億円の純資金流入となり、上位25位内に浮上した。

 「国内株式型」は499億円の純資金流入となり、3カ月ぶりの流入超過となった。カテゴリー別では395億円の純資金流入で4カ月連続の流入超過となった「国内大型グロース」がけん引役。同カテゴリーに属するファンドでは、53億円の純資金流入となった「日経225ノーロードオープン」、30億円の純資金流入となった「インデックスファンド225」といった日経225連動型ファンドのほか、42億円の純資金流入となった「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」(愛称:厳選投資)が目立った。日経225連動型ファンドについては、日経平均株価が21日の953円安など大きく下げた局面で戻りを見込んだ資金が向かったと見られる。

 一方、「国内REIT型」が175億円の純資金流出となり、3カ月連続の流出超過となった。同月の東証REIT指数は前月比3.72%高と8カ月連続で上昇した。ワクチン接種などコロナウイルス対策の進展を受けてJ-REITが昨年後半から急ピッチで戻る中で、国内REITファンドは利益確定売りが優勢となったもようだ。

図表2:21年6月純資金流入額上位10ファンド

(図表):21年6月純資金流入額上位10ファンド

※モーニングスター推計値

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください