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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

■ 「国際株式型」で1年間人気が持続したファンドは?-2018年8月推計資金流出入

2018-09-04

 モーニングスターの独自推計によると、2018年8月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは2,691億円の純資金流入と10カ月連続の流入超過となった。大分類別(全10分類)の純資金流入は、「国際株式型」が3,098億円で5カ月連続の第1位となった。第2位は先月の第3位から上昇した「バランス型」で1,083億円、第3位は先月第2位だった「国内株式型」の777億円となった。一方で純資金流出が最大となったのは「国際債券型」で1,322億円と、5カ月連続で1,000億円超の流出超過となった。

■「G・ハイクオリティ成長株式F」シリーズが好調、「国際株式型」人気をけん引

 カテゴリー別の資金動向で注目されるのは、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」の旺盛な資金流入だ。8月の純資金流入額は2,106億円となり、15カ月連続でカテゴリー別のトップとなっている。個別ファンド上位25本中、同カテゴリーに属するファンドが10本を占めるなど、投資家の人気は根強い。

 今回は同カテゴリーにおける1年前の上位と現在の上位について顔ぶれの変化を見てみたい。1年前と比較すると上位10本に入っていたファンドの内、9本が入れ替わっており、かつ9本とも流出超過に転じている。そのような中で唯一流入超過を維持しているのが「G・ハイクオリティ成長株式F(H無)」である。当ファンドは、個別企業の競争優位性や成長力の観点で質が高いと考えられる企業の中から、株価が理論価格より割安と判断される銘柄に厳選投資するファンドであり、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・インクが実質的な運用を行う。2018年7月末時点の過去1年間のトータルリターンが22.54%でカテゴリー平均を15.09%上回り高いパフォーマンスを実現している。また、8月に新設された同じシリーズで決算頻度が異なる「G・ハイクオリティ成長株式F(年2回) (H無)」は同月に1,024億円が純資金流入し全ファンド中第1位となるなどシリーズを通じて好調であった。

■地域別では北米を投資対象とする株式型ファンドが高い人気を継続

 「国際株式型」におけるその他カテゴリーで高い人気を継続しているのが、北米株式を主要投資対象とする「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」、「国際株式・北米(為替ヘッジあり)」で、8月はそれぞれ404億円、279億円の純資金流入となった。とりわけ303億円の純資金流入で全ファンド中第4位となった「AB・米国成長株投信Dコース(H無) 予想分配金」や、254億円の純資金流入で同第5位となった「netWIN GS・インターネット戦略ファンドB」の両ファンドが資金流入をけん引した。

 背景にあるのは堅調な米国経済、企業業績に支えられた米国株式の好調さがある。8月はトルコショックにより新興国を中心に世界の株価の混乱が見られたものの、ダウ工業株30種平均は月間を通じて2.16%上昇と、底堅いパフォーマンスを維持していることもあり、投資家の支持を集めやすい状況にあったといえる。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください