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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

日経平均連動型に“逆張りマネー”、1997年4月以降で最大−2018年10月推計資金流出入

2018-11-02

 モーニングスターの独自推計によると、2018年10月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは5,626億円の純資金流入と、12カ月連続の流入超過となった。大分類別(全10分類)の純資金流入額は、「国際株式型」が3,397億円で7カ月連続の第1位と、高い人気が継続している。一方、注目されるのは、「国内株式型」が3,048億円の純資金流入で第2位となり、9月の741億円の純資金流出から一転して大幅な流入超過となった点だ。

 10月の「国内株式型」の資金流入をけん引したのは日経平均株価連動型ファンドで、2,142億円の純資金流入となった。純資金流入額としては、2014年1月の1,822億円を上回り、データが確認可能な1997年4月以降では過去最高となっている。

 10月は米国株式市場でダウ工業株30種平均が10日に前日比831.83ドル安、24日に608.01ドル安と大幅に下落しており、それを受けて日経平均株価も11日に915.18円安、25日に822.45円安と急落した。日米で株価が調整色を強める中、国内投信市場では逆張り狙いの資金が流入した格好だ。過去1年間の日経平均株価連動型ファンドの純資金流出入額の推移を見ても、株価が比較的大きく下落した月に資金流入が加速し、逆に株価が上昇した月に利益確定により資金流出が強まる傾向が見られる(図表参照)。

(図表)日経平均株価連動型ファンドの純資金流出入額推移

(図表)日経平均株価連動型ファンドの純資金流出入額推移

出所:モーニングスター
※国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※期間:2017月11月〜2018年10月(2018年10月は推計値)

■個別ではブル型や新規設定ファンドも上位に

 個別ファンドで見ても、10月の純資金流入額上位25ファンドのうち、539億円で第1位となった「日経225ノーロードオープン」など8ファンドが日経平均株価連動型ファンドとなった。また、日々の基準価額が国内株式市場の値動きの3倍程度となるように運用するブル型の「ブル3倍日本株ポートフォリオV」が423億円の純資金流入で第3位となるなど、投資家の逆張りスタンスが鮮明に表れている。

 ちなみに、純資金流入額が500億円で第2位となった「フィッシャー・G・スモールキャップ・エクイティ」や359億円で第4位となった「野村 ACI先進医療インパクト投資 B H無 資産成長」はいずれも10月設定のファンドとなっており、新規設定ファンドへの資金流入も旺盛。世界的な株安にも関わらず、投信市場では投資家心理が冷え込んでいる様子は見られない。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください