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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

3カ月連続の流入超過、国際株式型への流入が加速−2021年2月推計資金流出入

2021-03-02

 モーニングスターの独自推計によると、21年2月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は4,356億円の純資金流入と3カ月連続の流入超過となった。国際株式型への資金流入が加速した。

 大分類別(全10分類)でみると、「国際株式型」は7,908億円の純資金流入となり、8カ月連続の流入超過かつ大分類別で8カ月連続の純資金流入額トップとなった。また、純資金流入額は前月の6,862億円から1,000億円以上増加し、前月に続いて過去10年間で最大となった。

 「国際株式型」をカテゴリー別にみると、日本を含む先進国の株式に投資する「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が3,632億円、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が2,276億円、「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が1,002億円、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジあり)」が732億円の純資金流入となり、純資金流入額は前月に続いて全カテゴリー中で第1位から第4位までとなった。株高を背景に、米国株を中心とする先進国株式ファンドへの資金流入が加速した。2月の日米株式は月末に急落する場面も見られたが、NYダウが過去最高値を断続的に更新したほか、日経平均株価も90年8月以来となる3万円台を回復するなどともに大幅に上昇。先進国の株価動向を示す「MSCI ワールドインデックス(米ドルベース)」は前月比2.45%と反発した。

 国内の個別全ファンドでみても、純資金流入額上位25ファンドのうち21ファンドが国際株式型のファンドとなった。中でも「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」(愛称:ゼロ・コンタクト)が505億円の純資金流入額となりトップとなったほか、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(愛称:イノベーティブ・フューチャー)が502億円の純資金流入額で第2位、21年2月に新規に設定された「MFS米国中型成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」が475億円の純資金流入で第3位となった。

 「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」のほか、「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が前月に続いて上位10位内となった。また、「MFS米国中型成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」のほか、同じく21年2月に新規設定された「テトラ・ネクスト」など7ファンドの合計8ファンドが新たに上位25位内に浮上した。

図表1:大分類別の純資金流出入額

(図表)大分類別の純資金流出入額

※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※21年2月はモーニングスター推計値

「国内株式型」が流出超過トップ、「バランス型」も流出続く

 一方、大分類別で「国内株式型」が1,997億円の純資金流出となり、2カ月ぶりに純資金流出額トップとなった。カテゴリー別では、「国内大型ブレンド」が1,027億円の純資金流出となり、純資金流出額は全カテゴリー中で最大となった。個別では「野村 日本株インデックス(野村投資一任口座向け)」が464億円の純資金流出となり全個別ファンド中で純資金流出額トップ、「野村 ファンドラップ日本株」が432億円の純資金流出で続いた。

 前月大分類別で純資金流出額トップであった「国際債券型」は847億円の純資金流出と流出超過が続いた。2月は、景気回復期待を背景に、米国を始め日本やドイツでも10年債利回りの上昇(債券価格は下落)が続いた。カテゴリー別にみると、「国際債券・ハイイールド債」が225億円の純資金流出、「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が201億円の純資金流出となった。また、大分類別で「国内債券型」も214億円の純資金流出となった。

 「バランス型」も流出が続き、596億円の純資金流出と5カ月連続の流出超過となった。モーニングスターでは、バランス型ファンドについて、株式・REITというリスク資産の比率に応じて、比率の低い順(リスクの低い順)に、「安定」、「安定成長」、「バランス」、「成長」の4つのカテゴリーに分類している。21年2月は「安定」が40億円の純資金流入となる一方で、「安定成長」が120億円、「バランス」が172億円、「成長」が356億円の純資金流出となった。個別ファンドでは、「成長」に属する「グローバル3倍3分法ファンド」の「1年決算型」が210億円、「隔月分配型」が106億円の純資金流出となった。

 一方、「安定」に属する「投資のソムリエ」は313億円の純資金流入。純資金流入額は全ファンド中で第8位となり、前月に続いて純資金流入額上位10位内となった。なお、同ファンドはモーニングスターが先日発表した「ファンド オブ ザ イヤー2020」において、「安定資産(債券・バランス安定)型 部門」の最優秀ファンド賞を受賞した。

図表2:21年2月純資金流入額上位10ファンド

(図表):21年2月純資金流入額上位10ファンド

※モーニングスター推計値

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください