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投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

国際株式型の流入超過額、過去10年間で最大規模続く−2021年4月推計資金流出入

2021-05-07

 モーニングスターの独自推計によると、21年4月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流出入額は6,458億円の純資金流入と5カ月連続の流入超過となった。大分類別(全10分類)では国際株式型で高水準の資金流入が続き、大型設定ファンドがけん引役となった。

 大分類別で「国際株式型」は7,181億円の純資金流入となり、10カ月連続の流入超過かつ大分類別で10カ月連続の純資金流入額トップとなった。純資金流入額7,181億円は、今年2月の7,931億円、前月の7,431億円に次いで過去10年間で第3位、第4位は今年1月の6,862億円であり、国際株式型への純資金流入額は過去10年間で最大規模の高水準が継続している。

 「国際株式型」をカテゴリー別に見ると、日本を含む先進国の株式に投資する「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が5,505億円の純資金流入、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が805億円の純資金流入となり、純資金流入額は5カ月連続で全カテゴリーの中で第1位、第2位となった。4月の先進国の株価動向を示す「MSCI ワールドインデックス(米ドルベース)」は前月比4.52%高と続急伸し、米国ではNYダウ、S&P500、ナスダック総合指数がいずれも過去最高値を更新した。米国株を中心として、先進国株式ファンドへの資金流入が継続した。

 個別全ファンドで見ると、4月26日に運用を開始した日興アセットマネジメントの「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」がけん引役となり、純資金流入額は2,924億円と国内全個別ファンドでトップとなった。同ファンドは、SDGs(持続可能な開発目標)を社会課題ととらえて銘柄を選定。具体的には、日本を含む世界の上場企業の中から、既存の技術やノウハウの価値を破壊して全く新しい商品やサービスを生み出す「破壊的イノベーション」により、持続可能な未来の構築に向けた課題解決への寄与が期待されると判断した企業の株式に投資する。個別銘柄の選定においては、米国のアーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(アーク社)から助言を受ける。設定日(4月26日)の残高は2,860億円となり、過去3番目の大型設定となった。

 純資金流入額上位25ファンドのうち「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」を含む19ファンドを国際株式型が占めた。このうち、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」(愛称:ゼロ・コンタクト)「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」が前月に続いてトップ10入りしたほか、「イノベーティブ・カーボンニュートラル戦略ファンド」、「フィデリティ・世界割安成長株投信」(愛称:テンバガー・ハンター)の「Aコース(為替ヘッジあり)」「Bコース(為替ヘッジなし)」「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・バンガード・S&P500)が前月の上位25位内からトップ10に上昇した。

図表1:大分類別の純資金流出入額

(図表)大分類別の純資金流出入額

※対象は、国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※21年4月はモーニングスター推計値

「バランス型」、「国内株式型」は再び流出超過に

 大分類別で前月流入超過となった「バランス型」、「国内株式型」が再び流出超過となった。バランス型は132億円の純資金流出(前月は835億円の純資金流入)となった。カテゴリー別では、バランス型ファンドの中でも株式・REITというリスク資産の比率が最も高い「成長」からの資金流出が継続しており、21年4月は305億円の純資金流出と11カ月連続の流出超過となった。「成長」に属する個別ファンドでは、「グローバル3倍3分法ファンド」の「1年決算型」が166億円の純資金流出、「隔月分配型」が96億円の純資金流出となり、いずれも12カ月連続の流出超過となった。一方、「安定」に属する「投資のソムリエ」は224億円の純資金流入となり、純資金流入額は全ファンド中で第9位と前月に続いて純資金流入額上位10位内となった。

 「国内株式型」は257億円の純資金流出(前月は536億円の純資金流入)となった。21年4月の国内株式市場で日経平均株価は前月比▲1.25%と6カ月ぶりに反落した。個別では、「ファンド・マネジャー(国内株式)」が175億円の純資金流出、「SMBCファンドラップ・日本バリュー株」が130億円の純資金流出とファンドラップ専用ファンドの一部で純資金流出が目立った。

図表2:21年4月純資金流入額上位10ファンド

(図表):21年4月純資金流入額上位10ファンド

※モーニングスター推計値

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください