投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

REIT市場に熱い視線?2016年10月以来となる「国際REIT」型の流入超過−2019年1月推計資金流出入

2019-02-04

 モーニングスターの独自推計によると、2019年1月の国内追加型株式ファンド(ETF除く)の資金フローは1,155億円の純資金流入と、2カ月ぶりの流入超過となった。大分類別(全10分類)の純資金流入は、「国際株式型」が723億円で2カ月ぶりに第1位となった。続いて「バランス型」が656億円の純資金流入で前月に引き続き第2位、「国内株式型」が607億円の純資金流入で第3位となった。また「国際REIT型」についても92億円の純資金流入となり、2016年10月以来となる流入超過に転じるなど、REITに対する資金流出入に変化の兆しもみられる。

 カテゴリー別にみると、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が603億円の純資金流入により2カ月ぶりに第1位となった。2018年12月には34億円の流入超過に留まり急減速が懸念されたが、再び「国際株式型」への資金流入をけん引する展開となった。続いて「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が344億円の純資金流入で第2位となっており、先進国の株式を主要投資対象とするファンドに対する資金流入が再度勢いづいている。

 また、注目すべき動きは2017年6月以来純資金流出が継続していた「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」が78億円の純資金流入となり流入超過に転じ、2016年11月以来一貫して50億円以上の流出超過となっていた「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が1,500万円の純資金流出に留まり、ほぼ資金流出が止まったことだ。また国内に目を向けると「国内REIT」も20億円の流入超過となり、2カ月連続で流入超過となるなど、内外ともにREIT型ファンドに復活の兆しもみられる。特に「国内REIT」については国内における不動産賃貸需要の好調さを反映して、昨年1年間のトータルリターンは9.54%とブル・ベア型を除くと全カテゴリー中トップとなっていることにも注目したい。

(図表)「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」、「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」、「国内REIT」の資金流出入の推移(過去6カ月間)

(図表)「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」、「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」、「国内REIT」の資金流出入の推移(過去6カ月間)

出所:モーニングスター
※2018年8月〜2019年1月(2019年1月は推計値)
※国内公募追加型株式ファンド(ETF除く)

■国際株式型ファンドへの人気が再度高まる

 個別ファンドでは、カテゴリーが「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に属し、個別企業の競争優位性や成長力の評価などに基づき投資を行う「先進国ハイクオリティ成長株式F(H無)」が262億円の純資金流入で第1位、また同カテゴリーに属しゲノム技術に関連するビジネスを行う企業およびゲノム技術の恩恵を受ける企業の株式に投資を行う「グローバル全生物ゲノム株式F(1年決算型)」が124億円の純資金流入で第3位となるなど、国際株式型ファンドが再び上位となった。

 また、カテゴリーが「安定」に属する「東京海上・円資産バランスファンド(毎月)」が165億円の純資金流入となり、2カ月連続で第2位となった。上位25位以内には当ファンドを含めてカテゴリーが「安定」に属するファンドが3ファンドが該当しており、「バランス型」ファンドの中でも株式やREITの組入比率が低く安定した値動きが期待できる「安定」の人気が引き続き高い傾向が継続している。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください

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