投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

資金流出超過2カ月連続、2年ぶり。国際株式型からの流出続く−2019年3月推計資金流出入

2019-04-03

 モーニングスターの独自推計によると、2019年3月の国内追加型株式ファンド(ETF除く)の資金フローは778億円の流出超過と、2月に続き2カ月連続で流出超過となった。2月の2,715億円と比較し流出超過額は改善したものの、連続月で流出超過となったのは2017年1月以来約2年ぶり。大分類別(全10分類)でみると、トップが「バランス型」の411億円流入超過で2カ月連続の第1位。ワーストが「国際株式型」の1,042億円流出超過で2011年7月以来の大分類別最下位となった。

 「国際株式型」は2017年4月〜2019年3月の24カ月中21カ月で流入超過額トップとなっていたが、米国をはじめとした世界経済の先行きに対する懸念が拡大する中で、とりわけ「国際株式・北米(F)」、「国際株式・北米(H)」が大きく流出超過となった。その結果、2月と比較した資金流出入額が大分類中で唯一マイナスとなっている(図表参照)。

(図表)「国際株式型」の資金流出入額推移

(図表)「国際株式型」の資金流出入額推移

出所:モーニングスター
※2017年4月〜2019年3月(2019年3月は推計値)
※国内公募追加型株式ファンド(ETF除く)

好調のJ-REIT、不調のAI・ロボット

 カテゴリー別では「国内REIT」が2016年12月ぶりの第1位となった。世界的な経済の減速懸念と金利低下傾向に加え、公示地価4年連続上昇の発表が拍車をかけ、他資産へ投資するファンドと比較し相対的リターンが高まっている国内の不動産投資信託(J-REIT)に資金が集まる構図となった。

 個別ファンドでは、流入上位25本のうち、「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」、「ダイワ J-REITオープン(毎月分配型)」、「しんきん Jリートオープン(毎月決算型)」、「J-REIT・リサーチ(年2回決算型)」の4本が「国内REIT」に属するファンドとしてランクインしており、J-REITファンドの人気が見てとれる。流入額第1位は、世界の高配当利回りの公益株(電力・ガス・水道・電話・通信・運輸・廃棄物処理・石油供給などの企業)に投資を行う「ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)」。その他、医療や医薬品等ディフェンシブ銘柄への投資を行うファンドが上位に名を連ねた。

 一方で、流出上位をみると、25本中8本がAIまたはロボット関連の株式に投資を行うファンドとなり、昨年まで流入超過を牽引してきた人気のテーマに陰りが見え始めている。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください

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