投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

堅調な国内債券型ファンド、ファンドラップが下支え!-2018年9月推計資金流出入

2018-10-02

 モーニングスターの独自推計によると、2018年9月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは210億円の純資金流入と11カ月連続の流入超過となったものの、先月に比べ、流入額は9割超減少した。大分類別(全10分類)の純資金流入は、「国際株式型」が1,713億円で6カ月連続の第1位となった。第2位は、先月第5位の「国内債券型」が890億円と最もランクアップした。一方で、純資金流出が最大となったのは「国際債券型」で1,376億円と、6カ月連続で1,000億円超の流出超過となったほか、先月流入第2位だった「国内株式型」が763億円の流出超過に転じた。

ファンドラップ専用ファンドの「日興FW・日本債券ファンド」が流入第1位!

 カテゴリー別の資金動向で注目されるのは、「国内債券・中長期債」である。9月の純資金流入額は896億円となり、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」の855億円を抑えて、カテゴリー別で流入第1位となった。「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」以外のカテゴリーが第1位を占めるのは2017年5月以来のことであり、この流れが継続するのか注目される。

 今回「国内債券・中長期債」に対する資金流入をけん引したのは、個別ファンド別で全ファンド中第1位となった「日興FW・日本債券ファンド」である。当ファンドは主として日本の公社債を主要投資対象とするファンドラップ専用ファンドであり、2018年9月には832億円の純資金流入となった。設定(2017年10月)来の累計では2,242億円の純資金流入となっており、投資家の支持を集めている。

 ここで、2018年1月以降の誰でも購入可能な一般的なファンド(以下、追加型株式ファンド)、およびファンドラップ専用ファンドに対する資金流出入を見てみる。追加型株式ファンドに対する資金流入は次第に減少してきており、2018年9月には1,547億円の流出に転じた一方で、ファンドラップ専用ファンドは安定した資金流入が継続しており、2018年9月には1,595億円の流入となるなど、対照的な動きとなった点が注目される(図表1)。

(図表1)2018年1月以降の純資金流出入額の推移(ファンドラップ専用ファンド、追加型株式ファンド)

国内株式型ファンドへのスタイル別純資金流出入(2018年2月〜)

出所:モーニングスター
※期間:2018年1月〜9月(2018年9月は推計値)
※追加型株式ファンド= 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金向け、ファンドラップ向け、ETF等は除く)

国内外の債券型ファンドに5割超の資金が集中するファンドラップ専用ファンド

 続いて、2018年8月末時点の大分類別の純資産総額を見てみると、追加型株式ファンドとファンドラップ専用ファンドでは資産構成に大きな違いがあることが分かる。具体的にはファンドラップ専用ファンドは追加型株式ファンドと比較して、「国内債券型」および「国際債券型」の占める割合が10%以上高い一方で、「国際株式型」および「バランス型」の占める比率が10%以上低くなっている。特にファンドラップ専用ファンドでは、「国内債券型」の構成割合が20%以上と、リスク抑制的な資産の割合が高い点について注目することができる。(図表2、図表3)

(図表2:追加型株式ファンドの大分類別純資産額)

(図表2:追加型株式ファンドの大分類別純資産額)

出所:モーニングスター
※ 2018年8月末時点
※ 追加型株式ファンド=国内公募追加型株式投信(確定拠出年金向け、ファンドラップ向け、ETF等は除く)

(図表3:ファンドラップ専用ファンドの大分類別純資産額)

(図表3:ファンドラップ専用ファンドの大分類別純資産額)

出所:モーニングスター
※ 2018年8月末時点

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください

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