投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

国内株式型“勝ち組”は?―スタイル別で明暗-2018年7月推計資金流出入

2018-08-02

 モーニングスターの独自推計によると、2018年7月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは1,226億円の純資金流入と9カ月連続の流入超過となったものの、流入の勢いは前月の3,492億円から落ち込みが見られた。大分類別(全10分類)の純資金流入は、「国際株式型」が1,760億円で4カ月連続の第1位となった。第2位は先月の第3位から上昇した「国内株式型」で951億円、第3位は前月第2位だった「バランス型」で814億円となった。一方で純資金流出が最大となったのは「国際債券型」で1,478億円と、4カ月連続で1,000億円超の流出超過となった。

7月新設の「野村 日本最高益更新企業ファンド」が人気に

 カテゴリー別の資金動向で注目されるのは、「国内中型グロース」が第15位から第4位に急浮上し327億円の流入超過となったことだ。最大の要因は7月の新設ファンドである「野村 日本最高益更新企業ファンド」に249億円の純資金流入があったことだが、直近の傾向を見ても同カテゴリーは2017年11月以降9カ月連続で流入超過を維持しており安定した人気となっている。また「国内小型グロース」は、より多くの資金が流入しており、651億円の流入超過で第2位となっている。そして9カ月連続で500億円以上の純資金流入となっている状況である。

 国内株式型ファンドの資金動向を「グロース」、「バリュー」、「ブレンド」(成長株、割安株を両方組み入れるスタイル)のスタイル別で見ても、「グロース」の人気が目立つ。過去半年間の資金流入(「日経225」、「TOPIX」連動型ファンドを除く)を見ると、「バリュー」及び「ブレンド」に属するファンドが流出超過もしくは600億円以下の流入超過にとどまるのに比べて、「グロース」は一貫して800億円以上の流入超過となっており、かつ直近の7月には1,000億円を超えている(図表)。2018年に入って株価は一進一退が続くものの、成長企業に投資を行うファンドの人気は継続している。

図表 国内株式型ファンドへのスタイル別純資金流出入(2018年2月〜)

国内株式型ファンドへのスタイル別純資金流出入(2018年2月〜)

出所:モーニングスター
※期間:2018年2月〜2018年7月(2018年7月は推計値)
※グロース、バリュー、ブレンドの分類はモーニングスターカテゴリーに基づく
※資金流出入は「日経225」、「TOPIX」連動型ファンドを除いて集計

「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に属するテーマ型ファンドの人気が継続

 2018年7月の純資金流入額を個別ファンドで見ると、6月に第5位となった世界のバイオテクノロジーおよび医療関連企業の株式に投資を行う「フューチャー・バイオテック」が555億円の流入超過で今月の第1位となった。また、IoTの実現に必須となる次世代通信技術の5Gに着目した投資を行う「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」が4カ月連続で200億円以上の流入超過となるなど、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」のなかでもテーマ型タイプのファンドが引き続き人気を集めている。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください

投資信託トップページへ

アクセスランキング(過去1週間)

pagetop