投資信託への資金流出入速報(月一回更新)

「国際株式型」内で”明暗”、投資家の支持を集めたカテゴリーは?−2018年11月推計資金流出入

2018-12-05

 モーニングスターの独自推計によると、2018年11月の国内追加型株式投信(ETF除く)の資金フローは1,339億円の純資金流入と、13カ月連続の流入超過となったもののその勢いは前月と比較すると減速した。大分類別(全10分類)の純資金流入は、「国際株式型」が1,760億円で8カ月連続の第1位と、高い人気が継続している。続いて「国内株式型」が1,395億円の純資金流入で第2位となり、「バランス型」が621億円の純資金流入で前月の4位から浮上して第3位となった。

 11月の「国際株式型」の純資金流入をけん引したのは、860億円の純資金流入により10月に続いて全カテゴリー中第1位となった「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」である。同カテゴリーは既に18カ月連続で2位以上を継続しており、テーマ型ファンドへの流入を中心に一貫して強い勢いを持続している。注目すべきは「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に次いで、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が618億円の純資金流入となり、全カテゴリー中第2位となったこと、そして2018年8月以降一貫して400億円以上の純資金流入が継続している点である。「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に属するファンドの中には米国を主要な投資対象地域、もしくは主要地域の一つとしているファンドも多い。「国際株式型」については米国株式や米国を含めたグローバル株式に投資家の人気が集中する構図となっている。(図表参照)。

 一方で2018年前半(1〜6月)に累計で1,000億円以上の純資金流入により「国際株式型」への資金流入を支えた「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」は勢いを欠く展開となっている。背景として、トルコショックなどによる新興国不安の高まりもある中で、グローバル市場の中で相対的に堅調であった米国株式に資金が流入したことなどが考えられる。

(図表)「国際株式型」の資金流出入上位・下位5カテゴリー

(図表)「国際株式型」の資金流出入上位・下位5カテゴリー

出所:モーニングスター
※2018年11月(推計値)
※国内公募追加型株式投信(ETF除く)
※(F)は為替ヘッジなし、(H)は為替ヘッジあり
※モーニングスター大分類が「国際株式型」に属するカテゴリーを対象に集計

■個別では医療関係や日経225連動型も上位に

 個別ファンドでは、カテゴリーが「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」に属する「netWIN GS・インターネット戦略ファンドB」が175億円の純資金流入により第1位となった。注目すべきは11月の純資金流入額上位25ファンドのうち、カテゴリーが「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に属する「野村 ACI先進医療インパクト投資 B H無 資産成長」が151億円の純資金流入で第2位になったことを始めとして4ファンドが医療、医薬、バイオ関係となったことである。景気に左右されにくいとされる医療関係の銘柄に投資をするファンドに投資家の支持が集まった形だ。

 また、カテゴリーが「国内中型グロース」に属する「ひふみプラス」が115億円の純資金流入で第5位となり、2018年2月以来となる上位5位以内に入った。その他日経平均連動型のインデックスファンドファンド2本がランクインするなど、前月よりは勢いは弱まったものの国内株式ファンドへの資金流入が継続した。

※資金流出入の詳細は以下のPDFをご覧ください

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