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経済ニュース

仮想通貨ビットコイン、年初来で5倍に―バブルめぐり専門家の見方割れる

2017/09/04 12:35

 インターネット上で取引が可能な仮想通貨ビットコインは17年に入って、連日のように史上最高値更新し、年初来で5倍もの高値水準に達したことで、一部の専門家はビットコインの最近の急騰はITバブル崩壊前の米ナスダック店頭市場の株価指数「ナスダック・テレコミュニケーション株指数」の値動きに似ているとして、ビットコインバブル崩壊の懸念を強め始めた。しかし、その一方で、バブルと見るのは時期尚早との向きもあり、専門家の間でも意見が割れている。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)が8月31日に伝えた。
 
 米仮想通貨オンラインニュースサイトのコインデスクによると、ビットコインは8月29日、史上最高値の4802.74ドルを付け、年初来で約5倍、8月の月初来でも67%も急伸したが、英金融情報サービス大手インフォルマ傘下のインフォルマ・ファイナンシャル・インテリジェンスのチーフマクロストラテジストであるデービッド・アデル氏は、「ビットコインの史上最高値に至る過去5年間の価格チャートは、ナスダック・テレコミュニケーション株指数が2000年にピークに達しバブル相場となったときのチャートと一致している」とし、バブル崩壊を懸念している。ナスダック・テレコミュニケーション株指数は95−2000年に8倍高まで急騰したあと、バブルが崩壊し、その後2年間で90%も急落し、現在は2000年のピーク時から約75%下回った水準が続いているという。
 
 一方、ビットコインに関する著書「クリプトアセット(デジタル通貨資産)」を出版予定の経済評論家のクリス・バーニスキ氏は、「ビットコインの時価総額は、ITバブル当時のテレコムなどハイテク株の時価総額4兆ドル超のわずか5%にも達していない」とし、バブルと見るには早すぎるとの見方を示した。米株式情報サービス大手ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズの共同創業者で米大手証券JPモルガンの元ストラテジストのトーマス・リー氏も、ビットコインは18年半ばまでに6000ドルを付けると予想。また、米金融調査会社スタンドポイント・リサーチの共同創業者であるロニー・モアスCEO(最高経営責任者)も18年の目標価格を7500ドルに設定しており、両氏とも数兆ドルもの金などの伝統的な投資対象からビットコインに資金が流れればビットコインが一段高となる可能性はありうる、と見ている。
 
 
(イメージ写真提供:123RF)