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新興国ニュース



<新興国eye>トルコ6月CPI、15.39%上昇と、4年ぶり高水準に―大幅利上げ観測浮上

2018/07/06 11:05

 トルコ統計局が3日発表した6月CPI(消費者物価指数)は前年同月比15.39%上昇と、5月の同12.2%上昇を上回り、04年以来14年ぶりの高水準となった。一方、値動きが激しい食品とエネルギーを除いたコアCPIも同14.6%上昇となった。
 
 これを受けてトルコ通貨リラが売られ、統計発表後、リラは1ドル=4.67リラと約1%下落した。リラはすでに年初来で約20%下落しており、リラ安で輸入物価が押し上げられるため、インフレが加速するという悪循環が続いている。
 
 6月CPIは前月比でも2.61%上昇と、5月の同1.62%上昇から急加速し、市場予想のほぼ2倍の高い伸びとなった。この結果を受けて、メーメット・シムセク副首相(経済担当)は、「インフレや経常赤字といった経済問題は中期的に解消される。金融と財政、マクロ経済の政策を組み合わせた予防的措置を強化することで、トルコ経済のソフトランディング(緩やかな調整)は可能だ」と強気の見方を示している。
 
 一方、トルコ中銀はインフレ抑制とトルコリラ安の進行を阻止するため、4月以降、計5.00ポイントの利上げを実施しているが、市場では次回7月24日の金融政策金決定会合でも追加利上げに踏み切ると予想している。前回6月会合では主要政策金利である1週間物レポ金利を1.25ポイント引き上げ17.75%としているが、市場の一部ではインフレ加速とリラ安の悪循環を断ち切るには先制的な利上げが必要で、さらなる大幅利上げが必要との声も聞かれる。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)