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新興国ニュース



<新興国eye>トルコ財務相、10月経常黒字は過去最高見通し

2018/11/22 09:35

 トルコのベラト・アルバイラク財務相は20日、第22回国際ビジネスフォーラム(IBF)で講演し、同国の10月経常収支について、「過去最高の黒字を記録する」と予想した上で、12月には貸出金利水準が一段と低下し、企業を取り巻く金融環境が正常化に向かい始めるとの見通しを明らかにした。地元紙ヒュリエトなどが伝えた。
 
 トルコの9月経常収支は前年同月の44億ドルの赤字から18億3000万ドルの黒字となり、3年ぶりに黒字転換した8月の18億6000万ドルに続いて2カ月連続の黒字を記録している。
 
 同相は講演で、年初来でまだ30%も下落している通貨トルコリラ安の進行について、「10月現在でリラの相場は正常化のプロセスに入っている」とし、危機を脱しつつあるとの認識も示した。11月20日現在、リラは1ドル=5.33リラとなっている。金利水準については、「貸出金利の水準は年率25%を下回っており、12月には一段と低下する」との楽観的な見通しを示した。
 
 インフレ見通しについては、「11月と12月のインフレ率は物価目標(18年は20.8%上昇、19年は15.9%上昇)に接近する」とし、インフレ懸念が後退するとの見方を示した。CPI(消費者物価指数)でみた直近10月のインフレ率は前年比25.24%上昇と、9月の同24.52%上昇や8月の同17.9%上昇から7カ月連続で伸びが加速し、15年ぶりの高水準となっている。このため、中銀は10月25日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を現行の24%に据え置いている。次回の会合は12月13日に開かれる予定。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)