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経済ニュース



米1月中古住宅販売、前月比1.2%減の年率494万戸―予想下回る

2019/02/22 11:25

<チェックポイント>
●前年比では11カ月連続で減少
 
●未販売住宅(在庫)は3.9カ月分―前月分上回り市場持ち直しの兆し
 
●販売価格は24万7500ドルで2カ月連続低下
 
 
 
 
 NAR(全米不動産業協会)が21日発表した1月中古住宅販売件数(季節調整済み)は前月比1.2%減の年率換算494万戸と、18年12月の同4.0%減の500万戸(改定前は499万戸)に続いて3カ月連続で減少、市場予想の505万戸にも及ばなかった。
 
 また、季節要因を無視できる前年比は8.5%減となり、18年3月以降11カ月連続の前年割れとなった。
 
 NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ヤン氏は、「過去のデータをみると、1月は弱い数字が出る月だが、景気循環(サイクル)の谷に入った可能性が高い」と指摘した上で、「住宅価格が低下し、その一方で世帯収入が増えてきているので、住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が高まり、今後数カ月は住宅購入者が増える。中古市場はこれ以上悪くはならない」と楽観的にみている。また、NARのジョン・スマビー会長も、「住宅在庫が増加したことで、住宅購入者は今後春先にかけて好条件で住宅を購入できるようになる」と中古市場が持ち直す可能性が高いとの見方を示した。
 
 一方、住宅供給の過不足感を示す1月時点の未販売住宅(在庫)は前月比3.9%増の159万戸と、7カ月ぶりに増加に転じた。同月の販売ペースに換算した在庫水準も3.9カ月分と、前月の3.7カ月分を上回り4カ月ぶりに上昇。
 
 また、中古住宅の販売ペースをみると、1月は売り出された物件が市場に残っていた期間が18年12月の46日間から49日間に延び、1年前の42日間も上回り、販売ペースが一段と鈍化した。一方、1カ月以内に販売された物件数も全体の38%(12月は39%)に低下した。これは冬季に入り、住宅販売が活気を帯びることもなく穏やかな状況となったこともある。
 
 地域別販売件数は、全米4地区のうち、北東部を除いた3地区で前月比と前年比の両方とも減少した。全体の4割以上を占め最もウエートが大きい南部は前月比1%減(前年比は8.4%減)の208万戸と、3カ月連続で減少し全体を押し下げた。中西部も同2.5%減(同7.9%減)の116万戸、西部も同2.9%減(同13.8%減)の100万戸となった。ただ、北東部は同2.9%増(同1.4%減)の70万戸となった。
 
 中古住宅価格は在庫水準(住宅供給)が7カ月ぶりに増加したことを反映して、中央値で前月比2.8%低下の24万7500ドルとなった。過去最高を記録した18年6月の27万3800ドルからは9.6%低下した。ただ、前年比は2.8%上昇と、実質賃金上昇率の2倍以上も高い伸びで、83カ月連続で前年水準を上回り高値が続いている。
 
 住宅供給不足と高水準の住宅価格が続く中、新規住宅取得者の比率は1月が29%と、前月の32%を下回った。1年前と同じとなったが、17年全体の34%や16年の35%も下回り、相変わらず低水準となっている。新規住宅取得者の比率が低迷しているのは手ごろ感のある住宅を見つけにくいためで、住宅販売が伸び悩む要因ともなっている。
 
<関連銘柄>
NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、SPD500<1557.T>、国際VX中先<1561.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、NYダウベア<2041.T>
 
(イメージ写真提供:123RF)

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