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経済ニュース



米3月小売売上高、前月比1.6%増―2月から改善、市場予想上回る

2019/04/19 11:05

<チェックポイント>
●自動車とガソリン、アパレルが大幅増となり全体を押し上げ
 
●自動車・ガソリン除いた実質は前月比0.9%増―2月は同0.7%減
 
●コア小売売上高、前月比1.0%増に回復―2月は同0.4%減
 
 
 
 
 米商務省が18日発表した3月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比1.6%増の5141億ドルと2月の同0.2%減から増加に転じ、市場予想の同0.9%増も上回った。伸び率は17年9月(同2%増)以来1年半ぶりの大きさ。また、前年比も3.6%増と、2月の同2.2%増を上回り伸びが加速した。
 
 3月小売売上高が増加に転じたのは、2月の米北東部と中西部を襲った大寒波の影響がはく落したことや、賃金の上昇や低失業率で個人消費が堅調を維持しているためと見られる。
 
 内訳をみると、全13業種のうち、12業種で増加し、減少は1業種(スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍)のみ。自動車・同部品は前月比3.1%増と、前月の同0.1%減から増加に転じ、1年半ぶりの高い伸びとなり、ガソリンスタンドも同3.5%増(2月は同3.5%増)と高い伸びを維持。アパレルも同2.0%増(同1.8%減)と18年5月以来の伸びをみせ、家具も同1.7%増(同0.8%増)、園芸・建築資材は大寒波の影響がはく落し、同0.3%増(4.4%減)と持ち直した。
 
 このほか、家電も同0.5%増(同1.4%減)、飲料水・食品の販売小売店も同1%増(同1.9%減)、百貨店も同横ばい(同0.4%減)と、軒並み回復。オンライン小売も同1.%増(同1.2%増)、ヘルス・パーソナルケアが同0.2%増(同0.6%増)、飲食・レストランも同0.8%増(同0.3%増)となった。
 
 全体の小売売上高から月ごとに変動が激しいガソリンスタンドや自動車・同部品を除いた実質の小売売上高も同0.9%増(2月は同0.7%減)と増加に転じた。これは幅広い業種で売り上げが増加したことを意味する。ガソリンスタンドと自動車・同部品のほか、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)も同1.0%増と、2月の同0.4%減(改定前は同0.2%減)から増加に転じた。
 
 このコア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。3月データが持ち直したことで、4月26日に発表予定の1−3月期GDP(国内総生産)伸び率の速報値は押し上げられる見通し。3月の小売データで個人消費の改善が示されたことから、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)が年内は政策金利を据え置くとの見方が大勢を占める。
 
<関連銘柄>
NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、NYダウベア<2041.T>
 
(イメージ写真提供:123RF)

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