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新興国ニュース



<新興国eye>トルコ6月CPI、前年比15.72%上昇―3カ月連続で伸び鈍化

2019/07/05 11:25

 トルコ統計局が3日発表した6月CPI(消費者物価指数、03年=100)は前年比15.72%上昇と、5月の同18.71%上昇や4月の同19.5%上昇を下回り、3カ月連続で伸びが鈍化した。市場予想15.78%上昇に対しても下回った。
 
 前月比も0.03%上昇(5月は0.95%上昇)と伸びが鈍化し、市場予想の同0.08%上昇を下回った。
 
 同国のCPIは18年8月時点では前年比17.9%上昇だったが、同9月に一気に同24.5%上昇に伸びが加速。同10月に同25.24%上昇と、ピークに達した。しかし、その後は減速傾向にある。市場ではインフレは今後数カ月、減速するとみており、19年12月末時点のCPIの見通しを平均で15.78%上昇(レンジは13.5%上昇−17.6%上昇)と予想している。
 
 トルコのベラト・アルバイラク財務相は6月6日の講演で、インフレ見通しについて、「インフレ率は3カ月後の9月か10月には前年比の伸びが一ケタ台となる」と急減速を予想。その上で、金利の見通しについても、「これ(インフレの減速)は金利の低下を意味する。低金利は企業の資金調達の負担を軽くし、投資を刺激する」とした。市場では中銀はインフレが急減速し始める19年半ば以降に利下げに転じるとみている。
 
 政府が18年9月に発表したインフレ見通しにおいて、19年が15.9%上昇、20年は9.8%上昇、21年は6%上昇と予想している。
 
 一方、トルコ中銀が4月30日に発表した最新の四半期インフレ報告書では、19年末時点のインフレ率は中心値で14.6%上昇(レンジは11.9%−17.3%上昇)、20年末は同8.2%上昇(5.1−11.3%上昇)、21年末は5.4%上昇と政府予想よりかなり低めになっている。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)