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新興国ニュース



<新興国eye>トルコ中銀、25日の会合で2ポイントの大幅利下げか―エコノミスト調査

2019/07/12 13:55

 トルコ中央銀行のムラート・チェティンカヤ総裁の電撃解任を受け、多くのエコノミストは同中銀が25日の金融政策決定会合で、景気刺激のため、主要政策金利である1週間物レポ金利が現行の24.00%から22.00%へ、一気に2.00ポイント引き下げると予想している。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが10日伝えた。
 
 これはロイター通信の調査で明らかになったもの。調査対象となった18人のエコノミストは25日時点の政策金利の中央値を22.00%と予想している。同総裁解任前の予想は1.00ポイントの利下げだったので、解任により予想が2倍の下げ幅となった。また、利下げを予想したエコノミストは前回調査時点の15人から18人に増え、利下げ幅についても、全体の33%(6人)が利下げ幅を拡大した一方で、半数(9人)は利下げ幅を維持した。19年末時点の金利予想については20.00%となっている。
 
 中銀総裁の電撃解任は、トルコのエルドアン大統領が6日、大統領令を発布して行ったもので、解任後、新総裁にはムラート・ウイサル副総裁を任命した。中銀総裁の任期は4年で、チェティンカヤ総裁は20年に任期満了となる予定だった。
 
 欧州復興開発銀行(EBRD)が5月7日発表した最新の域内経済予測によると、トルコの19年GDP(国内総生産)伸び率は約1.0%減と、18年の2.6%増からマイナス成長に転落する見通し。また、トルコ統計局とトルコ中銀が5月21日発表した5月消費者信頼感指数も55.3と、4月の63.5を大幅に下回り、04年の統計開始以降で過去最低を記録した。エルドアン大統領は景気回復に重点を置いており、中銀が政策金利を高水準で維持し、金融引き締めスタンスを続けていることに強い不満を示していた。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)