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新興国ニュース



<新興国eye>トルコ10月CPI、前年比8.55%上昇―9月実績から急減速

2019/11/05 14:40

 トルコ統計局が4日発表した10月CPI(消費者物価指数、03年=100)は前年比8.55%上昇となり、9月の9.26%上昇から急減速し、16年12月の8.53%上昇以来2年10カ月ぶりの低水準となった。市場予想は8.41−8.60%上昇だった。
 
 対前年のCPI伸び率は18年10月に25.24%上昇と、25%を突破したが、それ以降は政府のインフレ対策や中銀による大幅な金融引き締め政策により低下傾向にある。
 
 ただ、前月比は2.00%上昇と、9月の0.99%上昇や8月の0.86%上昇から伸びが加速した。
 
 全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)は前年比6.67%上昇となり、8月の同13.6%上昇や9月の同7.54%上昇から伸びが急減速した。
 
 市場では19年12月末時点のCPIの見通しを平均で同12.11%上昇(レンジは同11.5−12.8%上昇)と予想している。一方、政府は9月30日に発表した20−22年の中期3カ年経済計画で、19年のインフレ見通しを12%上昇(18年9月予測時は15.9%上昇)、20年は8.5%上昇、21年は6.0%上昇、22年は4.9%上昇と予想している。
 
 他方、トルコ中銀は10月31日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、19年末時点のインフレ見通しを平均で12%上昇(レンジは11.2−12.8%上昇)と、前回予測時の13.9%上昇から改善方向に上方修正した。20年末は8.2%上昇(同5.2−11.2%上昇)、21年末は5.4%上昇と、いずれも据え置いたが、政府予想より低めになっている。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)