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ファンドニュース



つみたて人気も反映―60カ月連続流入の“希少”ファンド

2019/11/18 15:10

 ファンドの流入額から流出額を差し引いて算出する「純資金流出入額」。パフォーマンスを考慮せずに算出するため、ファンドの人気を測るための指標として活用することが可能だ。「つみたてNISA」の開始など積立投資に対する関心の高まる中で、安定的に資金が入ってきているのかを確認するための目安にもなる。過去60カ月連続で流入超(流入額が流出額を上回った状況)を続けたファンドをピックアップしたところ、ファンドの運用規模を示す純資産残高の上位とは大きく異なる顔ぶれとなった。

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)のうち、19年10月末まで60カ月にわたり流入超を記録したのはわずか7ファンドにとどまった。投信協会の分類に基づきアクティブ・パッシブに分けて見ると、アクティブファンド4本に加えて、パッシブファンド3本が該当。残高上位トップ10が全てアクティブとなっているのとは対照的だ。なお、7本中5本は年1回決算型で、残高上位トップ10のうち8本が毎月決算型であるのと比べて、分配を行わず長期で福利効果により資産を増やすニーズを反映していると言える。

 該当したパッシブ3本は、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」、「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国債券インデックスファンド」。それぞれ信託報酬等(税込)は0.11%、0.18%、0.15%と、競合ファンドと比べても優れたコスト競争力を有しており、投資家はパッシブの中でもコスト面で選別して投資を行っている可能性が高い。ちなみに、パッシブ3本のうち株式ファンド2本は「つみたてNISA」対象ファンドとなっている、

 一方で、アクティブ4本の中では、積立投資の対象として人気があり、同じく「つみたてNISA」の対象である独立系投信の「セゾン バンガード・グローバルバランスファンド」のほか、「ユニオンファンド」が入った。「ユニオンファンド」は、労働組合が母体となったユニオン投信が運用するファンドで、長期の資産形成に有効であるとして投資家には積立投資を積極的に勧めるとの方針を掲げる。

 その他アクティブで該当したのは、「スマート・ファイブ(毎月決算型)」、「ニッセイ 豪州ハイ・インカム株式ファンド(毎月決算型)」の2本。「スマート・ファイブ(毎月決算型)」は10月末のモーニングスターレーティングが5ツ星と良好なパフォーマンスを継続。「ニッセイ 豪州ハイ・インカム株式ファンド(毎月決算型)」は組入銘柄の平均利回りが5.0%と、オーストラリアREIT・株式の平均利回り(それぞれ4.6%、4.2%)を上回っており、低金利環境の続く日本で高利回りが注目を集める要因と考えられる。