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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ11月CPI、前年比10.56%上昇―10月から急加速

2019/12/04 10:40

 トルコ統計局が3日発表した11月CPI(消費者物価指数、03年=100)は前年比10.56%上昇となり、インフレ率が急減速した10月の8.55%上昇から急加速に転じた。水準的には8月の15.01%上昇以来3カ月ぶりの高水準に戻ったが、市場予想の10.97%上昇に対しては下回った。
 
 一方、前月比は0.38%上昇と、10月の同2.00%上昇から伸びが減速した。
 
 調査品目のうち、前年比で最も高い伸びとなったのは、アルコール飲料・たばこの43.35%上昇で、次いで教育の14.35%上昇、どのカテゴリーにも入らないその他商品・サービスの14.03%上昇、ヘルス(医療)の13.85%上昇、ホテル・カフェ・レストランの13.07%上昇などとなった。
 
 全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)も前年比9.25%上昇と、10月の同6.67%上昇や9月の同7.54%上昇を上回り、3カ月ぶりに加速に転じた。
 
 市場では19年12月末時点のCPIの見通しを平均で同11.99%上昇(レンジは同10.7−12.52%上昇)と予想している。一方、政府は9月30日に発表した20−22年の中期3カ年経済計画では、19年のインフレ見通しを12.0%上昇(18年9月予測時は15.9%上昇)、20年は8.5%上昇、21年は6.0%上昇、22年は4.9%上昇としている。
 
 他方、トルコ中央銀行は10月31日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、19年末時点のインフレ見通しを平均で12%上昇(レンジは11.2−12.8%上昇)と、前回予測時の13.9%上昇から改善方向に上方修正した。20年末は8.2%上昇(同5.2−11.2%上昇)、21年末は5.4%上昇と、いずれも据え置いたが、政府予想より低めになっている。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)