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ファンドニュース



19年国際株式型リターン―新興国明暗分かれる、トップは「深セン・イノベーション株式」

2020/01/14 19:10

 19年の国際株式型ファンドのパフォーマンスは先進国株式が優位となった。モーニングスターインデックスに基づき国際株式型の19年のカテゴリー別リターンを見たところ、18カテゴリーのうち「国際株式・欧州(為替ヘッジあり)」が28.02%で第2位となったほか、日本を含む先進国に幅広く投資する「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が26.58%で第4位となるなど、総じて良好となった。なお、米国株式に投資するファンドが属する「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」も、トップ5には入らなかったものの23.98%で第10位と健闘した。

 一方、新興国株式は国によって明暗が分かれ、全体としては先進国株式に劣後した。国際株式型18カテゴリーのうち「国際株式・ロシア(為替ヘッジなし)」が40.67%でトップ、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」が26.99%で第3位と、上昇が目立つ新興国もあった一方で、「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」は5.59%で第17位と低迷した。幅広く新興国に投資する「国際株式・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」も15.95%で第15位にとどまった。

 新興国をめぐっては、19年の経済成長率自体はIMF(国際通貨基金)による10月時点の予想で3.9%と先進国の1.7%に比べて高いが、4月時点の予想から0.5%ポイントも下方修正されており、これは先進国の下方修正幅0.1%を大きく上回る。内需の予想以上の落ち込みを理由に大幅に下方修正(1.2%ポイント)されたインドをはじめ、主要新興国は軒並み引き下げられており、市場でも景気の先行きに対する警戒感が高まっていた可能性がある。一方、先進国は19年にFRB(米連邦準備制度理事会)が3度の利下げを実施するなど緩和的な金融政策を背景に株価に上昇圧力がかかった。

 個別ファンドで見ると、国内公募追加型株式投信の国際株式型に属するファンド1225本のうち19年にトータルリターンがマイナスとなったファンドは14本のみにとどまり、ほぼ全面高の展開となった。

 国際株式型ファンドの中で通貨選択型を除くアクティブファンドのリターントップ10を見ると、「国際株式・中国(為替ヘッジなし)」に属するファンドが6本と大半を占めた。54.26%で第1位となった「深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)」は、中国のシリコンバレーと言われる深センのハイテク銘柄を主要投資対象とする。当ファンドのほかにも、48.36%のリターンで第6位となった「UBS 次世代テクノロジー・ファンド」など情報技術関連の銘柄を中心に投資するファンドのパフォーマンスも良好だった。