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ファンドニュース

15周年の「グロイン」―世界株安で強み発揮、分配金引き下げ後も資金流入

2020/02/29 15:00

 28日に設定15周年を迎えた「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(以下、「グロイン」)が波乱相場で底堅いパフォーマンスを見せている。

 新型肺炎拡大への懸念から2月は株安が急速に進み、モーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」に属するファンドのリターンは平均で▲6.07%と大きく低迷。こうした中で「グロイン」はマイナスリターンこそ免れなかったものの、▲0.86%とカテゴリー平均に比べて下げを抑制している。年初来で見ると4.32%のプラスリターンを維持しており、公益株への投資による持ち前のディフェンシブ性を発揮した格好だ。

 28日には新型肺炎拡大を踏まえた投資戦略について運用チームのコメントを発表した。輸送インフラ企業には一時的な下押し圧力がかかるとするなど警戒感を示しつつも、「規制下で操業する公益企業および総合公益企業の株価には、長期金利が低下する局面で上昇する傾向が見られる」と指摘。景気低迷による金利低下局面においても、公益企業はキャッシュフローが長期的に継続し、利益成長率が相対的に他のセクターよりも良好になるとの見方を示している。

 「グロイン」の資金フローも安定している。10日には1万口当たりの分配金を40円から30円に引き下げたものの、その後も継続的に資金が流入。モーニングスターの推計値では2月も318億円の流入超となり、1月の643億円から鈍化したものの、17年10月から29カ月連続で流入超を続けている。

 昨年末には純資産残高が1兆円を突破した。依然として国内公募追加型株式投信(ETF除く)では唯一の大台越えのファンドであり、相場の先行き不透明感が強まる中、その座を維持し続けられるか注目される。