youtube fund_beginer fund_search fund_look

ファンドニュース

運用会社のエンゲージメントに期待、環境省「ESGファイナンス・アワード」が評価する貢献度

2020/03/25 19:40


 環境省がESG金融の普及・拡大を目的に今年第1回の表彰を実施した「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」では、投資家部門として運用会社も表彰の対象になっている。第1回ESGアワードの投資家部門で表彰されたのは、金賞に、第一生命保険とニッセイアセットマネジメント。銀賞は、アムンディ・ジャパン、ロベコ・ジャパン。銅賞は、アセットマネジメントOne、日本生命保険、りそなアセットマネジメントだった。運用会社には投資先企業とのエンゲージメント(目的を持った対話)等を通じて持続可能な社会の実現に向けた貢献が期待されている。

 同アワードは、ESG金融の普及・拡大を目的に19年10月に環境省が創設した。ESG金融に積極的に取り組む金融機関のほか、環境サステナブル経営に取り組む企業を評価・表彰し、その内容を広く共有することを目的としている。今年2月26日に第1回の表彰を行った。表彰部門は、「環境サステナブル企業部門」「投資家部門」「ボンド部門」「金融サービス部門」「融資部門」の5部門で、金賞7件、銀賞13件、銅賞22件を表彰した。

 投資家部門で金賞を受賞したニッセイアセットマネジメントは、「企業価値との関連性の観点から厳選した独自のESG評価結果を踏まえてエンゲージメントを実施している」ことが受賞理由に挙げられた。また、銀賞を受賞したアムンディ・ジャパンは、「国内外におけるESG金融の普及に貢献している取り組み」を、ロベコ・ジャパンは、「日本のESG金融に対する貢献」を高く評価された。

 銅賞を受賞したアセットマネジメントOneの受賞理由は、「リターン(=事業機会拡大)の視点に重点をおき、環境課題の解決が中長期的な企業価値向上につながることを意識してエンゲージメントを実施している。選定委員会では、上記の考え方を踏まえ、きめ細かなエンゲージメントの進捗管理をしている点、エンゲージメントにおいて産業連関を意識している点を高く評価した」とされている。

 運用会社としては、ESGへの取り組みとして「エンゲージメント」の要素が非常に重要視されることがわかる。アセットマネジメントOneでは、今回の受賞について「機関投資家として投資先企業と共に社会課題の解決に取組み、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。投資先企業が持続可能な経営を実践しているかを確認し、取組みを促すスチュワードシップ活動を積極的に行っています。このたびの受賞に際して高く評価されたエンゲージメント活動は、議決権行使活動と並んでアセットマネジメントOneのスチュワードシップ活動の中核と位置付けています」と発表しており、今後もスチュワードシップ責任を適切に果たしていくと決意を新たにしている。(図版は、ESGファイナンス・アワード・ジャパンのロゴ)