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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ、5月末から経済活動再開の見通し―新型コロナ規制緩和へ

2020/05/01 12:20

 トルコ政府筋は、5月末から新型コロナウイルス(COVID−19)対策の社会的規制や経済抑制策を緩和し、経済活動を再開する見通しを明らかにした。新型コロナの感染爆発がピークを過ぎ、感染者数が急減する一方で、感染からの回復者が増えていることを受けた。地元紙デイリー・サバ(電子版)などが伝えた。

 また、別の政府筋によると、政府は規制緩和の一環として、早ければ5月15日から航空各社による国内便の運航再開も検討しているもようだ。

 トルコ政府は新型コロナの感染拡大を防ぐため、既往症がある20歳未満と65歳以上の市民の外出制限(自宅待機)のほか、学校やショッピングモール、カフェ、レストランの閉鎖、スポーツ試合や宗教儀式、集会、職場への通勤、見本市の中止などの厳しい規制を続けている。また、4月10日には首都アンカラやイスタンブール、イズミルなど大都市を含む全国31県で週末に限定した48時間のロックダウン(都市封鎖)を実施した。
 
 トルコのエルドアン大統領は4月27日、規制緩和について、5月後半のラマダン(断食月)終了後に緩和したい考えを示したが、具体的な緩和時期やどの分野を緩和するか、また、第2波の感染拡大を防ぐための対策など詳細については今後検討するとしていた。
 
 アルバイラク財務相も4月28日の金融安定・発展委員会(FIKKO)で、新型コロナのパンデミック(感染症の世界流行)への今後の対応について協議し、「感染拡大のスピードが抑制され、感染ピークが回避されたことで、商店の営業を再開し、工場生産を規制開始前の水準に戻す機運や希望が高まっている」と早期の規制緩和を支持している。
 
 トルコ保健省によると、国内の感染者数は4月28日時点で1日当たり2392人増の11万463人だったが、回復者数は1日当たり過去最高の5018人増の3万8809人と、感染者数の増加ペースを上回った。死者数は1日当たり92人増の2992人だった。
 
<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)