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株式ニュース



【GW特集】EUVの本格普及を支える半導体関連の有望3銘柄

2020/05/06 15:00

 現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、稀に業績予想の上方修正を行う企業はあるが、多くが減額修正をしたり、未定としたり、決算発表自体を延期したりと、業績を見通すことが非常に難しい状況にある。しかし、そうした中で、EUV(極端紫外線)関連の一角には高い確率で好業績を見込める企業があり注目が怠れない。
 
 EUV関連とは、半導体の線幅において1ケタnm(ナノメートル)台を可能とする技術。その中でまず消耗品に着目すると、浮上するのが大阪有機化学工業<4187.T>だ。同社は半導体の微細化とともにフォトレジスト材料の主流となった紫外線硬化型ArFレジスト用モノマーで国内トップシェアをもつ企業。その同社の20年11月期第1四半期(19年12月−20年2月)決算で垣間見えたのが、EUV用モノマーが試作段階から本格的な量産段階に移行してきていること。事実、半導体材料グループの貢献で「電子材料事業」が営業利益を6億6300万円(前年同期比同24.4%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は11億1900万円(同23.7%増)に増大し、上期予想の18億8200万円(同6.7%増)に対する進ちょく率は59.5%となっている。第2四半期(20年3−5月)の予想営業利益は計算上7億6200万円(同11.3%減)にとどまり保守的な印象だ。
 
 次は半導体電子ビーム測定・検査装置のホロン<7748>。同社の20年3月期第3四半期累計(19年4−12月)は、主力のマスクCD−SEM機「Zシリーズ」、およびEUVマスクの検査におけるフォトマスク用DR−SEM(観察および分析)「LEXaシリーズ」の需要増により、単体営業利益は13億6400万円(前年同期比2.5倍)と、通期予想の11億2000万円(前期比38.0%増)を超過。その後、3月23日に営業利益予想を14億5600万円(同79.5%増)に引き上げたが、EUV露光設備投資関連の需要増をその要因としており、21年3月期も楽しみな状況。
 
 最後は、4月28日引け後に20年6月期第3四半期累計(19年7月−20年3月)の連結業績を発表したレーザーテック<6920>。同社もEUV関連装置の需要増で売上高256億100万円(同19.2%増)、営業利益88億6400万円(同54.4%増)と好調に推移したが、受注残高が実に958億400万円(同96.5%増)に膨らみ、通期の受注見込みを従来の700億円から850億円(前期比91.0%増に引き上げたこともあり、来期の好業績への期待が浮上。翌営業日の30日には1000円高の7270円まで値を上げ、28日の年初来高値6290円を更新するなど株価は高値圏にはあるが、注目が怠れない。
  
(イメージ写真提供:123RF)