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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ4月CPI、前年比10.94%上昇―3月から伸び鈍化

2020/05/07 10:45

 トルコ統計局が4日発表した4月CPI(消費者物価指数、03年=100)は、前年比10.94%上昇と、市場予想の10.79%上昇を上回ったものの、3月の11.86%上昇から伸びが鈍化した。世界的な原油価格の下落や、新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)による悪影響がトルコ経済にも及ぶ格好となった。
 
 同国のCPI伸び率は18年10月に前年比25.24%上昇と、25%を突破した。ただ、政府のインフレ対策や中銀による大幅な金融引き締め政策により低下し始め、19年10月には8.55%上昇と、16年12月(8.53%上昇)以来2年10カ月ぶりの低水準となった。19年11月から20年2月まで4カ月連続でインフレ率が加速したが、3月に続いて2カ月連続の減速となった。
 
 全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)は前年比9.93%上昇と、3月の10.49%上昇を下回り、6カ月ぶりに伸びが減速。1月の9.88%上昇以来3カ月ぶりの低水準となった。
 
 政府は19年9月30日に発表した20−22年の中期3カ年経済計画で、20年のインフレ率を8.5%上昇、21年は6%上昇、22年は4.9%上昇と予想している。
 
 一方、トルコ中銀は4月30日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、インフレ率を20年末時点で前年比7.4%上昇と、前回1月予測の同8.2%上昇から改善方向に修正した。21年末は同5.4%上昇(前回予測も同5.4%上昇)と、5%上昇程度に減速すると予想している。また、予測レンジは20年が5.5−9.3%上昇(前回予測は6.2−10.2%上昇)、21年が3.1−7.7%上昇(同3.0−7.8%上昇)。
 
 一方、市場では20末時点のインフレ率を平均で9.12%上昇、レンジは7.5−10.0%上昇と予想している。
 
<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)