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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ、20年の観光収入見通しは150億ドル

2020/08/27 10:57

 トルコ観光広報開発庁(TGA)のビロール・アクマン理事(アナトリア旅行業協会会長)は23日、地元アナドル通信社のインタビューで、新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的流行)による渡航制限などの悪影響により外国観光客が激減して大打撃を受けた同国の20年の観光収入が、渡航制限の解除により年末時点で150億ドルに回復するとの見通しを明らかにした。地元紙デイリー・サバ(電子版)が伝えた。
 
 同氏は、「20年の外国観光客数はパンデミック前の予想である6000万人には達しない」としたものの、「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離制限)などの新型コロナ感染予防対策により、新型コロナ危機から早期に回復することは可能だ」と楽観的に見ている。その上で、「第2波感染拡大が起きず、現在の外国観光客の入国ペースが続けば、年内に最大150億ドルの観光収入が見込める」とした。ちなみに、パンデミック前のトルコの20年の観光収入目標は400億ドルだった。
 
 国内屈指の観光地として知られる地中海沿岸のアナトリア地方では1月1日から8月19日までの約8カ月間で、ウクライナやロシア、ドイツなど海外31カ国から100万人超の外国観光客が訪問した。トルコ全体の19年の外国観光客数は前年比13.7%増の約5200万人、観光収入は345億2000万ドルだったが、このうち、アナトリアは193カ国から1500万人超(全体の29%)を占めた。
 
 また、地元紙ヒュリエトによると、トルコのメフメット・ヌリ・エルソイ文化観光相も24日、地元テレビ局NTVのインタビューで、航空各社の国際線運航が今後、このまま順調に進めば、年末までの外国観光客数は1500万人に達し、観光収入も110億ドルを突破するとの見通しを示した。7月末時点の20年の外国観光客数は、海外在住のトルコ人帰国者120万人を含め、約650万人となっている。
 
 トルコでは6月1日から国内の観光施設の営業が再開され、海外からトルコへの渡航制限は6月からウクライナ、また、7月中旬からイギリスを対象に解除している。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)