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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ4−6月期GDPは前年比9.9%減―パンデミックが影響

2020/09/02 10:57

 トルコ統計局が8月31日発表した20年4−6月期GDP(国内総生産)・速報値は、前年同期比9.9%減と、前1−3月期の同4.4%増から大幅マイナスとなったが、市場予想の同11.0減−11.8%減より小幅な悪化にとどまった。新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的流行)によるロックダウン(都市封鎖)解除と経済活動の再開が5月末だったことがGDP下押しの主因。
 
 主な内訳は、農業が前年同期比4%増となったのに対し、製造業は同16.5%減、建設業も同2.7%減、サービス業も同25%減と、大きく減少した。一方、政府最終消費支出も同0.8%減、家計最終消費支出も同8.6%減、総固定資本形成も同6.1%減となった。外需では輸出が同35.3%減、輸入も同6.3%減となった。
 
 政府はパンデミック前の19年9月、20年の成長率を5.0%増と予想していたが、ベラト・アルバイラク財務相は20年6月、「景気回復が始まっている」とし、20年の成長率は5.0%増の政府目標の達成が可能と述べている。
 
 一方、世界銀行は6月8日に発表した最新の世界経済見通し(6月調査)で、トルコの成長率を20年は3.8%減、21年は5.0%増と予想。また、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは5月5日、パンデミックの悪影響が観光産業を直撃するとして、20年の成長率見通しを5.0%減、21年は3.5%増と予想している。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)