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ファンドニュース

20年カテゴリー別残高増加額上位、「国際株式・北米」がトップ、「安定」が健闘

2020/12/23 18:39

 20年に純資産残高が最も増加したカテゴリーは「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」−20年11月末時点の国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETFを除く)の純資産残高をモーニングスターカテゴリー別に集計し、19年末と比較したところ、同カテゴリーが2兆5643億円増加し、増加額が全74カテゴリー中トップとなった。前年の増加額は9245億円。米株高を背景に増加額が拡大している。
 
 20年の米国株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大幅調整に見舞われる場面もあったが、調整一巡後はテクノロジーやヘルスケアといったポストコロナ関連銘柄をけん引役に反転。前年に続いて上昇し、NYダウ、S&P500種株価指数、ナスダック総合指数が揃って断続的に過去最高値を更新している。

 同カテゴリーに属するファンドの中で純資産残高が最も増加したのは「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(愛称:イノベーティブ・フューチャー)。同ファンドは、既存の技術やノウハウの価値を破壊し、全く新しい商品やサービスを生み出す「破壊的イノベーション」を起こし得る企業の株式に投資する。20年11月末時点の組入業種トップは「ヘルスケア」、第2位は「情報技術」。ポストコロナ関連の流れにも合致して純資産残高が拡大しており、11月末時点は6993億、12月21日には設定から1年6カ月弱で8000億円を超えた。

 米株高を背景に第4位には「国際株式・北米(為替ヘッジあり)」がランクインした。また、第2位にランクインした「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」は米国を始めとした先進国の株高に加え、ポストコロナ関連を背景に投資家の関心を集めた新規設定ファンドがけん引役となった。7月設定の「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))は11月末時点の純資産残高が7796億円、同じく7月設定の「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」(愛称:ゼロ・コンタクト)は3677億円となっている。

 「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が前年の第3位、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が第2位、「国際株式・北米(為替ヘッジあり)」が第12位に続いて今年も上位にランクインした一方、第3位の「安定」と第5位の「国内大型グロース」は前年から大幅に切り返した。「安定」は5683億円、「国内大型グロース」は4061億円の増加。前年はともに減少し、「安定」が5909億円の減少で順位は第73位、「国内大型グロース」は4709億円の減少で第72位であった。

 「安定」のけん引役は「投資のソムリエ」だ。同ファンドは、コロナショック時の3月に0.13%とプラスの月次リターンを確保し、徹底した分散投資により大きな損失を抑制しながら中長期的なリターンの積み上げを狙うスタンスが改めて評価された。資金流入が継続しており、20年1−11月累計で1727億円の純資金流入となっている。

 「国内大型グロース」では、「フィデリティ・日本成長株・ファンド」が最も残高を拡大。11月末時点の純資産残高は4449億円と前年末比で435億円増加した。同ファンドは高成長が期待できる国内企業の株式に投資。銘柄選択に当たっては、「省エネ・省資源」、「自動化・省人化」、「新興国の消費拡大」、「ヘルスケア」、「デジタル革命」などの切り口に着目している。

 ランキング下位は、「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」(第74位、6246億円の減少)、「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」(第73位、5815億円の減少)、「安定成長」(第72位、5712億円の減少)となった。

 なお、ランキング上位5カテゴリーの年初来リターン(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETFを除いて算出)を見ると、「国内大型グロース」が15.51%で第6位、「国際株式・北米(為替ヘッジあり)」が15.35%で第7位、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が9.27%で第11位、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が7.23%で第12位、「安定」は▲0.05%で第36位となった。