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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ12月CPI、前年比14.6%上昇―市場予想上回る

2021/01/06 11:03

 トルコ統計局が4日発表した20年12月CPI(消費者物価指数、03年=100)は、前年比14.6%上昇と、11月の14.03%上昇から伸びがさらに加速し、市場予想の14.34%上昇も上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的大流行)がいったんピークを過ぎ、経済活動が再開され、景気回復が進んだことが主因。
 
 同国のCPI伸び率は18年10月に前年比25.24%上昇と、25%を突破したが、それ以降は政府のインフレ対策や中銀による大幅な金融引き締め政策により低下し始め、19年10月には8.55%上昇と、16年12月(8.53%上昇)以来2年10カ月ぶりの低水準となった。しかし、パンデミックの悪影響が強まった20年5月はサプライチェーン(部品供給網)の寸断により11.39%上昇と、3カ月ぶりに加速に転じ、6月(12.62%上昇)まで2カ月連続で加速。その後、パンデミックが一服し、サプライチェーンが回復したことを受け、7月は11.76%上昇と、3カ月ぶりに伸びが鈍化し、8−10月もほぼ同じ伸びだったが、11月と12月は急加速した。
 
 全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)は前年比14.31%上昇と、11月の13.26%上昇を上回り、伸びが加速した。
 
 政府が20年9月29日に発表した21−23年の新中期3カ年経済計画では、インフレ率の見通しは20年末時点が10.5%上昇、21年末時点は8%上昇、22年末時点は6%上昇と、予想し、23年末時点で4.9%上昇を新たな目標とした。
 
 他方、トルコ中銀は20年10月28日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、20年末時点のインフレ見通しを12.1%上昇(予想レンジは11.1−13.1%上昇)とした。ただ、21年末時点のインフレ率は9.4%上昇(予想レンジは7.1−11.7%上昇)に伸びが減速すると予想している。
 
<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)