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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ20年10−12月期GDPは前年比5.9%増―市場予想下回る

2021/03/03 10:36

 トルコ統計局が1日発表した20年10−12月期GDP(国内総生産)は、前年比5.9%増と、前7−9月期の6.3%増に続いて、2期連続で増加したものの、市場予想の同6.9−7.1%増を大きく下回った。政府の強力な財政支援策により、プラス成長を維持したが、新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的大流行)の第2波感染拡大を受けて20年12月に経済活動を再規制したことが足かせになり、市場の期待には届かなかった。
 
 20年全体のGDPは前年比1.8%増と、19年の同0.9%増を上回り、18年の同3.0%増以来、2年ぶりの大幅な伸びとなった。IMF(国際通貨基金)が発表した新興国地域の伸び率(平均で約2.4%減)を上回っており、トルコのほか、中国とエジプトだけがプラス成長となったが、市場予想の2.2%増を下回った。
 
 トルコの20年GDP伸び率の主な内訳は、農業の前年比4.8%増に対し、金融・保険業は同21.4%増、情報・通信業も同13.7%増と大幅に増加したが、製造業は同2.0%増、建設業は同4.3%減、サービス業も同4.3%減と落ち込んだ。
 
 政府が20年9月29日に発表した21−23年の新中期3カ年経済計画では、20年の成長率は標準シナリオで0.3%増(最悪シナリオで1.5%減)となっていた。21年は5.8%増(同3.7%増)とV字回復し、22年と23年はいずれも5%増の安定成長に戻ると見ている。
 
<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)