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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ1−3月期GDP、市場予想で前年比6.7%増

2021/05/28 10:27

 トルコの1−3月期GDP(国内総生産)が市場予想で前年比6.7%増になったもようだ。また、21年全体の見通しも中央値で5.5%増となっている。地元紙デイリー・サバ(電子版)が27日に伝えた。
 
 これはロイター通信の最新のエコノミスト調査で明らかになったもの。1−3月期の予想レンジは5.0−7.5%増。また、21年全体の見通しは中央値で5.5%増、予想レンジで4.5−7.0%増となっており、前回2月時点の見通し(4.5%増)から上方修正された。
 
 一方、リュトフィ・エルバン財務相は1−3月期GDPを前年比5.5−6.0%増と予想しており、今回の市場予想はこれを大きく上回る。
 
 また、4−6月期GDP見通しについては、政府が5月前半に全国的なロックダウン(都市封鎖)を再度実施したため、伸びが鈍化するものの、前年同期が新型コロナのパンデミック(感染症の世界的大流行)の悪影響で前年比10.3%減と低かったため、いわゆるベース効果により、前年比では2ケタの大幅増になると見られている。政府は6月にロックダウン規制の大半を解除する予定だ。
 
 トルコの20年10−12月期GDPが前年比5.9%増と急回復した結果、20年全体の伸び率は1.8%増となり、政府が20年9月に発表した21−23年の新中期3カ年経済計画で予想した20年の成長率見通し(標準シナリオで0.3%増)を大幅に上回った。ちなみに、新中期3カ年経済計画では21年の成長率見通しを5.8%増(最悪シナリオで3.7%増)と、V字回復し、22年と23年はいずれも5%増の安定成長に戻ると予想している。
 
 また、米金融大手JPモルガン・チェース<JPM>は21年2月、トルコの21年の成長率見通しを従来予想の3.3%増から4.6%増に上方修正した。上方修正の理由について、JPモルガンは20年10−12月期のトルコ経済はロックダウンにもかかわらず、20年上期(1−6月)の政府の大規模な景気支援策が効果を発揮し、民間セクターを中心に強靭性が示されたためとしている。
 
<関連銘柄>
上場MSエマ<1681>
 
(イメージ写真提供:123RF)