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ファンドニュース

先進国株式を中心に高水準の資金流入が継続、純資産総額は8兆円を突破=DC専用ファンド(2021年6月)

2021/07/09 14:30

 DC専用ファンドの2021年6月の純資金流出入額は約843億円の流入超過になった。資金流入トップの「先進国株式」は、流入額が約404億円となり、2015年1月以来、最大の資金流入額になった。また、全ての資産クラスが資金流入となる状況が4カ月連続で続いている。純資金流入額の843億円は、今年3月に15年1月以来で最高の資金流入額になった900億円に次ぐ水準であり、高水準の資金流入が継続している。

 DC専用ファンド全体の純資産総額は約8兆826億円と前月から約1845億円増加し、純資産総額は史上初めて8兆円の大台に乗せた。資産配分状況は、株式ファンド45%、債券ファンド19%、バランスファンド33%という割合だった。株式ファンドが前月から比率を2%落とし、債券ファンドは前月に比べて1%比率を引き上げた。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

■資金流入額トップは、4カ月連続「野村外国株式インデックスF(確定拠出年金)」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングは、第1位が4カ月連続で野村アセットマネジメントの「野村外国株式インデックスF(確定拠出年金)」になった。6月も前月同様に資金流入額トップ10のうち、8銘柄が先進国株式インデックスファンドになり、先進国株式インデックスファンドに資金流入が集中している。

 先進国インデックスファンドのトータルリターン(1年)はいずれも45%を超えている。ランキングで第7位に食い込んだ「One DC国内株式インデックスファンド」(アセットマネジメントOne)がトータルリターン(1年)27.12%、第9位の「DC世界経済インデックスファンド」(三井住友トラスト・アセットマネジメント)は世界のGDPの構成比に合わせて新興国も含む株式と債券に投資するバランスファンドだが、このトータルリターン(1年)は23.31%であり、それぞれ先進国インデックスファンドに遠く及ばない。これほど明らかなパフォーマンスの差があると、資金流入の面で先進国株式が選好される傾向は簡単には終わりそうにない。

■リターンは15カ月連続で「<DC>ベイリー・ギフォード世界長期成長株F」が1位

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンランキングのトップは、15カ月連続で「<DC>ベイリー・ギフォード世界長期成長株F」(三菱UFJ国際投信)になった。第2位に引き続き「大和住銀 DC外国株式ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)、第3位に「ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式(DC)」(ティー・ロウ・プライス・ジャパン)が入り、1位から3位までの順位は前月と同じになった。

 一方、前月は新興国株式インデックスファンドが、1年トータルリターン52%前後の成績でトップ10に6銘柄が入ったが、今月はトップ10から姿を消し、先進国株式のアクティブファンドが上位を席巻している。第4位の「DCトヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド」(三井住友DS)は、特定の企業グループに投資する異色のファンドだが、5位以下には、キャピタル、アライアンス・バーンスタイン、ラッセル、UBSなど、世界の名だたるファンドマネージャーが運用する国際株式アクティブファンドが並ぶ。

 また、第7位に入った「三菱UFJ DC厳選日本成長株オープン」(三菱UFJ国際)は、日本株式を投資対象としながら先進国株式ファンドとパフォーマンスで互角の成績を残している。そして、第10位に入った「三井住友・DC外国株式アクティブ」(三井住友DS)は国内の運用会社が運用しながらも海外株式を主要投資対象として居並ぶ外資に劣らない成績を残している点が注目される。(グラフは、DC専用ファンドの投資対象別、月次資金流出入の推移)