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ファンドニュース

21年上半期リターン・国際株式型−先進国は「eMAXIS Neo」と「原油」、新興国は「ベトナム」関連が上位

2021/07/15 18:09

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF、通貨選択型除く)のうち21年6月末時点の純資産残高が50億円以上の国際株式型ファンドを対象に、21年上半期(1−6月)のリターン上位5ファンドを見たところ、「eMAXIS Neo」シリーズの2ファンドと原油関連ファンド3ファンドが並んだ。いずれも先進国を主な投資対象エリアとしており、モーニングスターカテゴリーは全て「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」となった。

 上半期トップは「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」でリターンは85.90%となり、以下、「米国エネルギー革命関連ファンドBコース(為替ヘッジなし)」(愛称:エネルギーレボリューション)52.00%、「インデックスファンドMLP(毎月分配型)」50.51%、「eMAXIS Neo ナノテクノロジー」50.17%、「米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」(愛称:エネルギー・ラッシュ)49.95%となった。

 「eMAXIS Neo」シリーズはノーロード(購入手数料無料)のテーマ型インデックスファンド。現在、「バーチャルリアリティ」、「ナノテクノロジー」を始め、「ロボット」、「自動運転」、「フィンテック」など11ファンド(テーマ)からなり、米国のKenshoテクノロジーズ社がAI(人工知能)を活用してテーマごとに構成銘柄を選定して算出した指数をベンチマークとする。

 「米国エネルギー革命関連ファンドBコース(為替ヘッジなし)」、「インデックスファンドMLP(毎月分配型)」、「米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」は米国のエネルギー関連事業に投資するMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)を主要投資対象とする。ニューヨークのWTI原油先物価格は21年上半期に51.42%上昇した。ワクチン接種などコロナ対策の進展を背景に、年間で20%以上下落した前年から大幅に反発しており、原油関連ファンドの追い風となった。

 次に新興国株式ファンドのリターン上位5ファンドを見ると、リターン44.54%でトップとなった「ベトナム・ロータス・ファンド」(愛称:ロータス)を始め、「東京海上・ベトナム株式ファンド」の年1回決算型(43.79%)と年4回決算型(43.65%)、「ベトナム成長株インカムファンド」41.37%とベトナム株式ファンドが続き、第5位に「HSBC インド・インフラ株式オープン」が39.98%で入った。先進国株式ファンドも含めた国際株式型全体での順位は、第7位、第9〜11位、第13位となる。

 21年上半期のベトナム株式は好調な経済を背景に大幅に上昇し、ベトナム株ファンドのパフォーマンスを押し上げた。ベトナムの実質GDP成長率は21年1−3月期に前年同期比+4.48%、4−6月期に同+6.61%と高成長が続いた。20年通年は前年比+2.91%とコロナショックでマイナス成長に落ち込む国が多く見られた中でプラス成長を維持した。21年上半期のベトナムVN指数は断続的に過去最高値を更新しながら27.60%上昇し、新興国の株価動向を表すMSCI エマージング・マーケット・インデックス(米ドルベース)の6.46%を21.14%も上回った。

 「ベトナム・ロータス・ファンド」は21年6月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)が17.79%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」平均を14.19%上回り、カテゴリー29本中トップ。「ベトナム成長株インカムファンド」は同月末時点の過去5年間のトータルリターン(年率)が16.32%とカテゴリー「国際株式・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」平均を12.24%上回り、カテゴリー24本中2位と、中長期的なリターンも良好である。

 インド株式市場も、SENSEX指数がコロナワクチン接種の進展を受けて6月に過去最高値を更新するなど上昇しており、「HSBC インド・インフラ株式オープン」のリターンのプラス要因となった。