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投資信託講座

投資信託ってなに?

 投資信託を学ぼう

■ 投資信託のベンチマークって何?


 投資信託の販売用資料を見ていたら「ベンチマーク」という言葉が出てきました。この「ベンチマーク」って何でしょうか?なんのために使われるのでしょうか?


「ベンチマーク」はその投資信託が運用の「目安」としている指数です。
ベンチマークをみればどんなタイプの投資信託かがだいたいわかります。

 例えば自分の持っている投資信託の運用成績が良かったか悪かったかをみなさんはどうやって知りますか?一番簡単なのは、自分の持っている投資信託が純粋に1年前と比べて何%上がったか、下がったかという判断でしょう。ただ、これではファンドマネジャーの腕が良かったのか、相場(国内株式型投資信託であれば国内株式市場全般)が良かったのかがわかりません。このときに使うのが「ベンチマーク」です。


●インデックスとベンチマークって違うの?
 インデックスの日本語訳は「指数」、ベンチマークの日本語訳は「判断や判定のための基準・尺度」と訳します。通常、投資信託のベンチマークには一般的な「指数」(例えばTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価など)が設定されます。つまり、TOPIX(東証株価指数)という「インデックス」(指数)が、ある投資信託の「ベンチマーク」になるのです。

 「ベンチマーク」とはその投資信託が運用の目安としている指数をいいます。通常、指数はその市場の平均とみなされることから、その指数に対して上回る運用成績であれば、ファンドマネジャーの腕がよかったといえます。

 例えば、「TOPIX(東証株価指数)をベンチマークとする」投資信託で「信託財産の成長」を目指している投資信託の場合、その投資信託はTOPIX(東証株価指数)の動きを長期的に上回る運用成績を達成することを目指しているということになります。この投資信託が「ベンチマーク」であるTOPIX(東証株価指数)と比較してよりよい運用成績であれば、ベンチマークに「勝って」おり、その目標は達成されていると考えられます。

 「ベンチマーク」は運用会社が決めています。そのため、「ベンチマーク」は投資信託により異なります。どんな指数を「ベンチマーク」としているかは、「投資信託説明書(目論見書)」や「運用報告書」を見ると書かれています(なかには「ベンチマーク」ではなく「参考指数」を設定している投資信託もあります。また、「ベンチマーク」を設定していない投資信託もあります)。「投資信託説明書(目論見書)」や「運用報告書」は、最近では、実際にその投資信託を持っていなくても、運用会社のホームページで手に入れられることが多いので、積極的に活用しましょう。

 投資信託の選択の際には、「ベンチマーク」と比べてどのような運用成績になっているかを、最低3年程度の長い期間で比較してみることが大切です。また、ベンチマークを決めている場合、投資対象や組入銘柄に関して「ベンチマーク」を意識して決めていることが多く、投資信託の特徴を大きくつかむことができます。


●代表的なベンチマーク

 代表的なベンチマークには次のようなものがあります。

【日本株式で運用する投資信託のベンチマーク】
○TOPIX (東証株価指数)
○日経平均株価

【外国株式で運用する投資信託のベンチマーク】
○MSCI コクサイ インデックス
 Morgan Stanley Capital International社が開発し、発表している株価指数で、日本を除く主要国を対象とする株価指数です。世界中の株式に分散投資するタイプの投資信託の多くが、この指数を「ベンチマーク」としています。
○MSCI ワールド インデックス
 Morgan Stanley Capital International社が開発し、発表している株価指数で新興国21カ国を対象とする株価指数です。

【日本債券で運用する投資信託のベンチマーク】
○ノムラBPI総合指数
 日本の公募債券流通市場全体の動向を表すために開発された投資収益指数です。野村證券金融経済研究所が算出・公表しています。日本の公社債を投資対象としている投資信託の多くがこのインデックスをベンチマークとしています。

【外国債券で運用する投資信託のベンチマーク】
○シティグループ世界国債インデックス
 世界主要国の国債の総合投資利回りを各市場の時価総額で加重平均し、指数化したインデックスです。1984年12月末を100としています。高格付の海外の国債に投資するタイプの投資信託の多くが、この指数を「ベンチマーク」としています。
○JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス
 新興国債券市場の時価総額で加重平均し、指数化したインデックスです。新興国の債券に投資するタイプの投資信託の多くが、この指数を「ベンチマーク」としています。