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投資信託講座

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■ 「投資信託説明書」は必ず読みましょう


 投資信託を買う前、もしくは申込日当日に、「投資信託説明書(目論見書)」という小冊子が渡されます。この「投資信託説明書」とはどのようなものでしょうか。


「投資信託説明書」は、投資信託ごとに作られる投資信託の「マニュアル(仕様書)」です。

 投資信託は、商品ごとにいろいろな約束ごとが決められています。これをまとめたものが「投資信託説明書」です。いわば、投資信託ごとに作られている投資信託の「マニュアル(仕様書)」といえるでしょう。投資信託の特徴や手続きなどが事細かに書かれていますので、買う前はもちろんのこと、買った後も投資信託のわからないことを調べるのにとても役立ちます。なお、投資信託説明書は、買う前もしくは申し込む時に販売会社が渡す決まりとなっています。


「目論見書」には2種類、「交付目論見書」と呼ばれるものと、「請求目論見書」と呼ばれるものがあります。販売会社からあらかじめまたは買うときに渡されるものが「交付目論見書」、みなさんが請求して初めて渡されるものが「請求目論見書」です。

 では、「投資信託説明書」はどこから読むべきなのでしょうか。

1.買う前に投資信託説明書を見るとき


 さて、「投資信託説明書」のなかを見てみましょう。どの投資信託の「投資信託説明書」も、巻頭に投資信託の概要がわかりやすく記載され、詳細情報がその後に続く形になっています。

 「投資信託説明書」の交付目論見書を説明しましょう。ここは投資信託の基本情報がコンパクトにまとまっています。

表紙 :投資信託の正式名称や投信協会の分類が記載されています。


ファンドの目的・特色:投資信託の主な目的や投資対象などが記載されています。その他、運用プロセスなどが記載されている場合もあります。


ファンドの仕組み:ファンドオブファンズ方式かファミリーファンド方式かといった説明が記載されています。ファミリーファンド方式の場合はマザーファンドの名称が記載されています。


主な投資制限・主な価額変動リスク:投資対象の制限や投資信託の時価である基準価額が変動する要因などが記載されています。


つぎにお申込みメモという欄には以下の内容をまとめて記載しています。

購入単位:最低申込単位が記載されています。買おうとしている投資信託のコースが「分配金受取コース(=一般コース)(口数単位)」、「分配金受取コース(=一般コース)(金額単位)」、「分配金再投資コース(=自動けいぞく投資コース)」かによって、申込単位が異なりますので注意が必要です。各コースの取扱いやコース間のスイッチングについては、銀行や証券会社など販売会社によって異なります。詳しくは販売会社に確認してください。



購入価額:投資信託の申込時の基準価額は、通常、申込日の基準価額となりますが、外国株式や外国債券など外国証券に投資するファンドの場合、翌営業日の基準価額となることが多いので注意が必要です。いつの時点の基準価額で買うのかはここで確認しましょう。


購入手数料率:購入時手数料は銀行や証券会社など販売会社によって異なります。詳しくは販売会社に問い合わせましょう。なお、ここでは手数料率の上限が記載されています。


信託期間:無期限もしくは償還日が記載されています。この場合は無期限となっていますが、償還日が記載されている場合は残りの運用期間が十分あるかどうかをチェックしておきましょう。



決算日:決算日を知ることで、その投資信託が毎月決算型なのか3カ月決算型なのかなど、原則、年に何回分配が行われるかがわかります。この投資信託の場合は年1回決算が行なわれる投資信託です。ただ、これだけでは回数しか把握できません。投資信託のなかには年に数回行なわれる決算のうち、年に何回かはボーナス分配といって分配金を多く出す投資信託もあります。



換金価額:投資信託を中途換金する場合、いつの基準価額が適用されるかが記載されています。「解約請求」という方法が一般的ですが、なかには「買取請求」ができる投資信託もあります。もっとも、「買取請求」を取り扱いは銀行や証券会社など販売会社によって異なりますので、「買取請求」ができるかどうかは販売会社に直接聞いてみましょう。



信託財産留保額:投資信託を解約するとき運用上かかる費用を解約する人と保有している人で公平に負担するための費用です。投資信託によってかかるものとかからないものがありますので、買う前に確認しましょう。



信託報酬:投資信託を保有している間にかかる費用です。基準価額が毎日計算されるたびに引かれているため実感しづらく、そのため間接的な費用といわれています。この部分の費用が高いと、投資信託の運用成績にも影響を受けるため、この部分の費用も確認しておかなくてはなりません。なお、この他にも監査費用など他の費用を計上されているケースがあります。



2.投資信託を買った後は何をみればいい?

 投資信託説明書は、買う前もしくは買う時に渡されるものですが、約款に重要な変更があった場合などにも渡されることが義務付けられています。また、定期的に刷新されます。販売会社の店頭や運用会社のホームページなどで手に入れることができますので、何かわからないことがあったら調べられるよう、常に新しい投資信託説明書は手に入れておきましょう。作成された日付は投資信託説明書の表紙に記載されています。


 投資信託の概要が知りたい場合、投資信託の特徴で確認したい点があれは交付目論見書を、投資信託の購入・解約手続きなど詳細な点が知りたい場合は請求目論見書を見ましょう。