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投資信託講座

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 投資信託の動きを調べる

■ 投資信託。今、いくら?


 投資信託の時価ともいえる「基準価額」は、一部の新聞やホームページなどから簡単に知ることができます。でも、みなさんが持っている投資信託の現在の価値(儲かっているか、損しているか)は、基準価額を見ただけではわかりません。では、どのように評価したらよいのでしょうか?

 投資信託の現在の価値を知る方法としては、次の3つがあります。


(1) 自分で計算してみる。
(2) 運用会社や評価会社のホームページで提供されているポートフォリオ管理ツールを利用する。
(3) 販売会社から郵送されてくる取引残高報告書を見てみる。

 自分で計算するなんて面倒!という方には(2)(3)をおすすめします。ただし、(3)は、年に数回しか入手することができません(販売会社により多少の違いがあります)。自分のペースでチェックしたいという方は(1)(2)の方法で調べてみましょう。


(1) 自分で計算する。
 投資信託の現在価値は、投資信託の「基準価額」と自分が保有している投資信託の「口数」(=保有口数)とにより、以下のように求めることができます。


例:当初元本1口=1円の投資信託を100万口保有し、基準価額(1万口あたり)が11,000円の場合

投資信託の現在価値 =直近の基準価額÷基準価額の口数単位×保有口数
  =11,000円÷10,000×100万口
  =110万円

*基準価額の口数単位には「1万口あたり」の場合は10,000、「1口あたり」の場合は1が入ります。

ステップ1.基準価額を入手する
 先ほど、基準価額とは「投資信託の時価」と説明しましたが、基準価額の計算は次のとおり計算されています。

 まず投資信託が投資しているすべての資産(株式や債券など)を毎日の値段(時価)で評価し、利息や株式の配当などの収入を加えます。そこからさらに手数料などの費用を差し引いて「純資産総額」というものを計算します。次に、純資産総額を投資信託全体の口数(受益証券の総口数といいます)で割り、「投資信託の1口当たりの価額」を算出しますが、これを「基準価額」と呼んでいます。1口=1円のファンドは1万口あたりの価額、1口=1万円のファンドは1口あたりの価額で示されています。1口がいくらか分からない場合には、投資信託説明書を見て確認することもできます。

 投資信託が投資している株式や債券などの資産は、日々、値段(時価)が高くなったり安くなったりしていますので、投資信託の基準価額も毎日変わることになります。直近の基準価額は、投資信託を運用している運用会社(基準価額は運用会社が算出しています)や投資信託の販売を行っている販売会社のホームページ、コールセンターなどを通じて知ることができます。また、一部の新聞や、投資信託の評価会社(モーニングスター社など)のホームページなどからも入手することができます。


ステップ2.保有口数を確認する
 次に、保有口数ですが、「分配金受取コース(=一般コース)」、「分配金再投資コース(=自動けいぞく投資コース)」のどちらのコースを申し込んだのかで異なります。 分配金を再投資せずに現金で受け取っている場合(=分配金受取コース)は、はじめに購入したときの口数のままで変わらないのですが(ただし、同じ投資信託を追加で買った場合や、一部を売却した場合は、その分の口数を考慮してください)、分配金を再投資するようにしている場合(=分配金再投資コース)は、分配金が支払われる度に保有している口数が増えることになります。分配金の支払日前後で現在価値を評価する際には、保有口数が増加していないかどうかの注意が必要です。

 直近の正確な保有口数は販売会社に尋ねれば知ることができます。また、販売会社から郵送されてくる取引残高報告書にも保有口数は掲載されています。


(2) 運用会社や評価会社のホームページで提供されているポートフォリオ管理ツールを利用する。
 一部の運用会社や評価会社のホームページでは、みなさんがどのような資産をどれくらい保有しているのかを管理するためのツール(=ポートフォリオ管理ツール)が提供されています。運用会社や評価会社は投資信託の最新の基準価額の情報を持っていますので、ポートフォリオ管理ツールを使うことで、みなさんは自分で基準価額を調べることなく、最新の値段(=時価)で評価された資産の現在価値を確認することができます。また、ポートフォリオ管理ツールで、「分配金再投資」の設定をしておけば、分配金が支払われる度に投資信託の保有口数が変更されますので、自分で調べるよりも簡単です(ただし、分配金が支払われた後、保有口数の計算をする際に、小数点以下の四捨五入の方法により、保有口数に若干の誤差が生じる場合があります)。


【ポートフォリオ管理ツールの例】
モーニングスターのポートフォリオ管理ツールによる評価額(=現在価値)の表示


ポートフォリオ管理ツールの例

(3) 販売会社から郵送されてくる取引残高報告書を見てみる。
 投資信託を保有していると、その投資信託を購入した販売会社から、取引残高報告書が定期的に送付されてきます。そこには、投資信託の名称、数量(=口数)、個別元本(=購入したときの価格)、評価金額(=報告書を作成したときの時価)、評価損益、評価額(=資産の現在価値)などが記載されています。この取引残高報告書により、報告書を作成したときの資産の現在価値を知ることができます。しかし、取引残高報告書は、内容は正確なのですが、作成されてからみなさんの手元に届くまでに時間がかかってしまうので、残念ながら最新の情報を知ることはできません。


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