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やさしい株式投資の話


第12章 儲ける人って「数少ない大当たり銘柄、後は収支トントン」型が多い

 株(本来は米相場の先物取引=帳合取引)の神様、牛田権三郎、本間宗久ならともかく、一般投資家は連戦連勝とはいかないものです。それでも儲かる人と損をする人の両者があります。儲かる人をつぶさに見ていくと、得意のパターンで投資するということが分かります。さらにもうひとつの特徴は大当たりする銘柄がある、ということです。

 普通に考えると、それぞれの銘柄で多少の差はあっても大体儲かっているから、株式投資で儲かった、成功したということになると思いがちですが、実際は違うようです。つまり、10回ならばそのうち1〜2回の投資回数が成功、あとは小額の損と得でそれらは差し引きゼロ水準でも、その1〜2回の成功が大もうけというわけです。

 誰でもいつでも“当てる”気で銘柄を選別して買いますが、ここからが成功者と失敗者の分かれ道です。成功した人をみて分かるのは本当に成功したかどうか、買ったあとの途中経過でもう一度冷静に投資判断しており、その時あまり成功していないと感じたときには即売却しているのです。そして成功したと思った銘柄についてはかなり粘っているのです。

 投資行動に移るとき目標値を決める必要があります。もちろん相場の動きでフレキシブルに行動しないと失敗のリスクが高まりますので、程度問題という面もあります。

 しかし、失敗者はうまくいき始めると目標よりはるか低くても利食いしてしまったり(この回に関してはそれでも利食いなのですが)、目標値を引き上げて結局値下がりしたりすることが多いのです。

 損をしてしまう人の中でも大損する人は大体が収支トントンで、大幅損となったものは10回中1〜2回という場合が多いようです。まさに儲けることと損することは紙一重にみえますが、具体的にみるとその差は大きいのです。そして大損した人はそれで既に挽回不可能、相場を止めるしかないという状況に陥ることが多いのです。

 他の例では、保有株が評価益になっているにもかかわらず株価の動きが悪くなってくると、別の銘柄や他の人が投資している銘柄に目がいってしまい、乗り換えたりする人も見受けられます。あまりに儲けようという気持ちが強いと落ち着いて判断できなくなり、ついつい相場を追いかける(あと追い)ことになります。このようなケースはうまくいかないと肝に銘じましょう。

 さらに、別の例ではいつも参加していないと気がすまない人というのがいます。こういう人は最初いくつか上手くいったとしても、その後失敗することが多いのです。銘柄を利食った、それでは次は・・というのは止めましょう。上手くいった直後は、どんな人でも興奮しています。無意識であっても自分は相場上手だという気になっています。このような目で選球するのではボール球でも振ってしまいます。好球必打には冷静な気持ちや目が重要ですから、少し休みましょう。

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