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やさしい株式投資の話


第27章 「シンリ」の真理?

 相場格言として知られるものは相場が一種の心理戦争の面があるため、その心理戦の中から生まれた真理とも思われます。

 人の行く裏に道あり花の山――皆が花見に行く方にいくのではなくほかの道を辿っても意外に花が咲いているものだというのが直訳ですが、付和雷同せずに自分で考えて売り買いするのが結局はうまくいく。大勢の人の行く方向に行くのは行きやすいけれど、それで相場が成功するわけではなく、むしろ逆の方が成功するという内容です。

 相場は相場に聞け――相場が自分の思った方向とは違っている場合、いろいろな思惑、考えの人が参加している相場自身に虚心坦懐に聞いてみるというものです。

 閑散に売りなし――売り買いのエネルギーが衰えて出来高が細り、保ち合い商状が続くと弱気が出て売りが少しずつ出てくるものだが、ぽつりぽつりの売りにもかかわらず値を保っているのだからそれらの売りが終われば大きく上げる可能性が高いので売ってはいけないというものです。そして実際上げ始めた時の格言が「保ち合い放れにつけ」です。

 もうはまだなり、まだはもうなり――もう買い時と思った時にはさらにまだ下げる可能性があり、まだ下がるだろうから待とうという時には既に買い時がきていることが多いというものです。これは逆に売りのケースでもいえます。自分の直感だけで判断せず、もう一度考え直してみることが大切なのです。

 麦わら帽子は冬に買え――ウォール街の諺で、人気がない時仕込んでおいて人気が沸騰した時に売るのが成功の道という意味です。

 どうです。相場の実践心理学はなかなかいけているでしょう?

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