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金融用語辞典 投資信託

ア行カ行サ行タ行 ハ行マ行 ラ行

[ ア行 ]

1万口当たり費用明細
 ファンドの保有期間中には、信託報酬のほかにも、株式や債券などの売買時にかかる売買手数料、外貨建て資産に投資する場合にかかる外国証券の保管費用などがかかります。こうした費用が1万口当たりどれだけかかっているかをみるもので、運用報告書に記載されています。日付はどの決算日のデータかを表し、運用報告書にはファンドによって(特に毎月分配型の場合)、半年分の費用が記載されています。詳しくは、運用報告書でご確認ください。
1万口当たり分配原資
 ファンドは、株式や債券など様々な資産に投資しており、それらの資産から配当や利子である「インカムゲイン」を受け取っています。また、株式や債券などは価格が変動するため、それらを売買することで値上がり益である「キャピタルゲイン」を得られる場合があります。両者の合計が、「今期」に得られた分配可能原資です。これらに前期から繰り越されてきた分配金のストックである「前期」からの繰越分配可能原資を加えたものが、新たな分配金のストックである「分配可能原資」となり、この中から、投資家に分配金が支払われる仕組みになっています。データは毎月分配型ファンドのみ表示しています。
 分配可能原資=当期分配可能原資(当期インカムゲイン+当期キャピタルゲイン)+前期繰越分配可能原資
インベスターリターン
 トータルリターンと比較すると、投資家が実際に手にしたリターンは売買のタイミングによって異なります。投資家が実際に得た平均的なリターンを表す指標がインベスターリターンです。インベスターリターンは、金額加重リターンとも言われ、ファンドに資金が流入した時期の比重を高く、資産が流出した時期の比重を低くしています。あるファンドが多額の資金を集めると、流入後のパフォーマンスが金額加重収益率に与える影響は流入前のパフォーマンスよりも大きくなります。
 算出法(期間1年で、月次インベスターリターンを算出する場合)
 期初の純資産額*(1+r)^12+1カ月目の純流出入額*(1+r)^11+・・・+12カ月目の純流出入額*(1+r)^0=期末の純資産額となるrを求める。

[ カ行 ]

乖離率
 「乖離率」は、(終値−基準価額)÷基準価額で計算。取引値(株価)が実際の価値(基準価額)よりディスカウント(割安)かプレミアム(割高)の状態で取引されているかを示します。当日終値(株価)がある場合は当日乖離率を、当日値付かずの場合は直近値付日の乖離率を表示しています。海外ETF(海外籍)については、乖離率を計算しておりません。
格付け(債券)
 ポートフォリオに組み入れられている債券の格付けの分布を示しています。原則として、運用報告書が発行された月の月次報告書のデータに基づいています。
カバードコール
 株式や債券など特定資産の「買い」と、その資産のコールオプション(買う権利)の「売り」を同時に行う投資戦略です。原資産の価格が値上がりした場合、権利行使価格(コールオプションで設定した価格)以下であれば、値上がり益に加えてコールオプションの売却により得られるプレミアム(買い手から支払われる権利料)分が収益の上乗せとして期待できます。ただし、原資産の価格が権利行使価格以上となった場合はその利益を放棄するため、値上がり益は限定的となります。一方、原資産の価格が下落したときは、コールオプションの売却によるプレミアムを受取ることができるため、下落時の損失が軽減されます。
機動的資産配分型(フレキシブルアロケーション)
 資産配分比率が固定されておらず、市場環境に応じて機動的(フレキシブル)に株式や債券、現金などの配分比率を変更するバランス型ファンドです。
業種上位(株式)
 業種上位(株式)ポートフォリオの構成銘柄を業種別で分類したランキングです。原則として、直近の運用報告書のデータに基づいています。
国別上位
 ポートフォリオの構成銘柄を国(地域)別で分類したランキングです。原則として、直近の運用報告書のデータに基づいています。キャッシュポジションは、日本資産として計上されます。
組入銘柄上位10位
 ポートフォリオの組み入れ銘柄のランキングです。当データは、主に運用報告書(直近決算日)及び月報(レポート基準日)に基づいております。各ファンドのカテゴリーにより、(株式・REIT)と(債券)のいずれかの上位ランキングを表示しますが、該当データがない場合は表示されません。
 また、月報に複数のマザーファンドや投資対象の組み入れ銘柄情報がある場合は、ポートフォリオ構成比が単独でその過半数にあたる一資産で掲載しています。
月次資金流出入額
 資金流出入額は、保有資産の値上がり(値下がり)を考慮せずに算出されていますので、ファンドの人気を測る有効な指標の一つです。
 月次(間)資金流出入額=月次(間)資金流入額−月次(間)資金流出額

[ サ行 ]

最大下落率
 設定来で当該期間中において、分配金(税引前)再投資後の基準価額が最大に下落した「率」と「期間」を表示しています。最大で、どの程度の損失が発生する可能性があるかの目安となります。なお、運用期間が1年未満のファンドについては表示していません。
資産構成比(円グラフ)
 7つの資産クラス(国内外の株式・債券・REITとその他)の投資比率です。原則として、直近の運用報告書のデータに基づいています。
実際の経費率
 現在保有している投資家が実質的に負担しているコストを示しています。
 1万口当たり費用明細÷平均基準価額
シャープレシオ
 シャープレシオはリスクに見合ったリターンが得られているかを表わす指標です。シャープレシオの数値が大きい方が、ファンドのとったリスクに対してリターンが大きい、つまり効率よくリターンを上げている、優れた運用がなされていると評価されます。なお、シャープレシオは投資対象により大きく変化する可能性がありますので、できるだけ投資対象が同一のファンドの間で比較する必要があります。
 シャープレシオ=(トータルリターン−安全資産利子率)÷標準偏差
 
信託報酬等(名目、実質)
 信託報酬とは、ファンドの保有期間中にかかるコストです。「名目」信託報酬とは、運用管理費用のことで、運用会社、販売会社、信託銀行に支払います。これに、ファンドオブファンズなどで子ファンドへの投資比率に応じた信託報酬も含めた実質信託報酬額が目論見書等に表記されていればこちらを入力し、「実質」信託報酬として定義しています。監査報酬、弁護士費用、インデックスファンドの場合ライセンス料などの手数料等は、信託報酬に含まれません。
スターレーティング
 リターンにリスクはつきものですが、同じリスクをとるのならリターンは大きい方がいいですし、同じリターンならリスクはなるべく小さい方がよいでしょう。そのため、ファンドの運用成績を見る時には、リターンだけでなくリスクの大きさを考えることも重要です。モーニングスターでは、ファンドのリターンとリスクを総合的にみて、運用成績が他のファンドと比べて良かったのか悪かったのか、相対的に評価を行います。例えば、リンゴの良し悪しを見分けるには、バナナではなくリンゴ同士で比べてみなければわかりません。ですから、モーニングスターでは、同じタイプのファンドを比べて評価しています。レーティング情報では、同じモーニングスターカテゴリー(小分類)に属するファンド同士を比べたモーニングスターレーティングが掲載されています。
 モーニングスターレーティングは、過去3年間、5年間、10年間のファンドのリスク調整後パフォーマンスが小分類内のファンド群の中で相対的にどのランクに位置するかを黒い星印で示したものです。1つ星から5つ星まで5段階のランクがあり、星の数が多いほど過去の運用成績が良かったことを示しています。5つ星が最も良かったグループのファンド、1つ星が最も悪かったグループのファンドということになります。
 
(1)評価対象ファンド
 ・運用期間3年以上のファンド

(2)計算期間
 ・過去3年間、5年間、10年間

(3)計算方法
 ・運用期間が3年以上5年未満の場合
  3年レーティング
 ・運用期間が5年以上10年未満の場合
  3年レーティング*40%+5年レーティング*60%
 ・運用期間が10年以上
  3年レーティング*20%+5年レーティング*30%+10年レーティング*50%

(4)レーティングの分布状況
 ・★★★★★ :上位 0.0%〜10.0%
 ・★★★★ :上位10.0%〜32.5%
 ・★★★ :上位32.5%〜67.5%
 ・★★ :上位67.5%〜90.0%
 ・★ :上位90.0%〜100.0%
スタイルボックス
 ファンドの保有資産(株式と債券)のデータに基づいて、9つのスタイルに分類しています。株式は時価総額とスタイル、債券は格付とデュレーションに基づいています。
◆株式
 日本に上場する全銘柄をユニバースとし、各銘柄を規模とスタイルで分類します。
(1)規模 日本の全市場の時価総額に浮動株比率を乗じた上で、上位から70%をラージ、20%をミッド、7%をスモールとします。なお、残りの3%をマイクロとします。
(2)スタイル グロース、コア、バリューに分類します。今期税引利益、過去5期分の税引利益と営業キャッシュフロー、前期実績純資産、過去半年分(月次ベース)の時価総額を用いて算出します。
◆債券
(1)格付 直近の月報等から入手したポートフォリオの平均格付けが、平均格付≦2は高、2<平均格付<5は平均、5≦平均格付は低とします※。
(2)期間(デュレーション) 直近の月報等から入手したポートフォリオの平均デュレーションが、5年以上は長期、1年以上5年未満は中期、1年未満は短期とします。なお、デュレーションの数値が確認できない場合には、残存期間を記載しています。
※AAA(S&P)、Aaa(Moody‘S)を1、AAを2などとして数値化し、平均値を算出しています。
スマートベータ
 TOPIX(東証株価指数)やS&P500種株価指数のように時価総額に基づき組入銘柄や構成比率が決まる指数ではなく、財務諸表や株価指標など時価総額以外の基準で算出される指数を指します。日本では高ROE(自己資本利益率)銘柄に着目した「JPX日経インデックス400」がスマートベータの代表的指数です。米国ではストラテジックベータとも呼ばれます。

[ タ行 ]

デュレーション(債券)
デュレーションとは、債券の金利に対する感応度と平均回収期間を示しています。原則として、月次報告書のデータに基づいています。月次報告書でデュレーションの数値が確認できない場合には、残存期間を記載しています。
トータルリターン
 トータルリターンは、ファンドが対象期間にどれだけ値上がり(値下がり)したかを示します。モーニングスターでは、分配金(税引前)はすべてファンドに再投資されたものと仮定して計算しており、複数年のリターンは年率表示しています。そのため、基準価額の単純な騰落率とは異なる点には注意が必要です。なお、ファンドを売買する際の手数料は控除していません。
トータルリターン%ランク
 トータルリターンが、モーニングスターカテゴリーの中で、上位からどの程度の位置にいるか(ランク)を%で表示しています。例えば、20ファンド中1位であれば、%ランクは5%になります。

[ ハ行 ]

売却時(購入時)信託財産留保金
 「信託財産留保金」とは、ファンドを途中で売却するときに、他の投資家のためにファンド内においておく「費用」です。保有資産を売却するためには、手数料がかかったり、売却したくないタイミングに売って損をしたり、いろいろな「費用」が発生します。この「費用」を、ファンドを持ち続けている人だけで配分するのは不公平であるため、途中解約する人には一定の費用を負担してもらおうとするとの考えに基づきます。途中売却時にかかるのが一般的ですが、購入時にかかるファンドもあります。
売買回転率
 売買回転率が高いファンドは、「みえないコスト」が高くなっている可能性があります。
 売買回転率=有価証券売買高÷期中平均純資産残高
標準偏差(リスク)
 標準偏差は、数値が高い程、ファンドの対象期間のリターンのぶれが大きかったことを示しています。複数年の標準偏差は年率表示しています。例えば、同一のリターンの2つのファンドがあった場合、過去のリターン実績からすれば、標準偏差が大きいファンドほど期待したリターンから乖離する可能性が高くなると評価されます。
分配可能額
 各決算期末時点で収益分配に充てなかった「分配可能額」は、分配準備積立金(配当等収益)または追加信託差損益金(配当等相当額)として翌期に繰り越されます。データは毎月分配型ファンドのみ表示しています。
分配金利回り
 直近の基準価額でファンドを購入した場合、どの程度の利回りが得られるかを示しています。ただし、基準価額と分配金は変動しますので、分配金利回りが高いファンドが良いファンドとは限りません。
 分配金利回り=直近過去1年間分配金実績値(税込)÷直近基準価額
分配余力
 分配余力は、分配可能額から、直近の分配金を何ヵ月間支払うことが可能かを示しています。ただし、安定的なインカムゲインが得られており、分配金とのバランスが保たれている場合には、分配余力が低くても安定的に分配金を支払い続けることが可能です。データは毎月分配型ファンドのみ表示しています。
 分配余力=分配可能額÷直近分配金実績値(税込)

[ マ行 ]

モーニングスターカテゴリー
 ファンドの運用成績の相対評価をより正確に行うために、株、債券、REIT(不動産投資信託)、これらの複数の資産に投資を行うバランスといったタイプごとにファンドを79カテゴリーに分類しています。たとえば、国内株式では、大型株、小型株といった株式の時価総額の規模による分け方と、割安性と成長性のどちらをより重視しているかといった投資スタイルによる分け方を組み合わせ、9つに分類しています。運用期間が概ね1年を経過したファンドについて、ポートフォリオデータ(3年以上経過したファンドは直近3年間の平均値)に基づいて分類しています。なお、1年未満のファンドについては、ファンドの運用方針や基本投資比率などに基づいて分類しています。
分類表はこちら>>
モーニングスターリスク
 ファンドの標準偏差が、同一カテゴリーの平均標準偏差からどの程度大きいかを示した数値です。この数値が高い程、ファンドのリターンのぶれが「カテゴリーの平均的な振れ幅」に比べて大きくなります。
 モーニングスターリスク=ファンドの標準偏差÷同一カテゴリーの平均標準偏差
モーニングスターリターン
 モーニングスターリターンでは、ファンドの超過リターンをモーニングスターカテゴリー内で5段階(高い、やや高い、平均、やや低い、低い)にランク付けしています。
 モーニングスターリターン=ファンドの超過リターン÷MAX(同一カテゴリー内の平均超過リターン、コールリターン)
 ファンドの超過リターン=リターン−コールリターン

[ ラ行 ]

リスクメジャー
 リスクメジャーは、基準価額の変動をリスクと捉えた「標準偏差」が、全ファンドの中でどの程度の水準にあるかを示した値です。1(低)から5(高)まであり、価格変動をよほど好む投資家でない限り、リスクメジャーは低いほど良いことになります。リスクメジャーを見る時には、ファンドが属する大分類やカテゴリーが、全ファンドの中でリスクが大きい方であるのか小さい方であるのかを、まず見てみましょう。その上で、そのカテゴリーの中でファンドのリスクが平均以上なのか以下なのかを見極めて下さい。その際、スタイルボックスを見て、投資スタイルの違いによるリスクとリターンの関係を思い出して下さい。また、先ほどの業種構成比や上位組入銘柄を見て、特定セクターや銘柄への集中がないかもチェックすると良いでしょう。そして、こうしたリスクの要因が、投資スタイル特有のものなのか、特定の業種や銘柄への集中度合いによって生じているものなのか推察してみましょう。
リスクリターン分析(グラフ)
 ファンドの評価においては、リスクとリターンのバランスが重要です。ファンドが属する資産クラスを含めた8資産と、ファンドのリスク・リターンを比較しています。