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新興国ニュース



<EMeye>16−20日のボベスパ指数は6万ポイントの大台回復、中国指標やブラジルの利下げが支援

2012-01-23 19:06:00.0

 16−20日のブラジル株式市場では、主要株価指数であるボベスパ指数が大台の6万ポイントを回復して一段高となった。同指数は20日に一時6万2312.13ポイントまで上昇して11年7月7日以来の高値を付けた。終値では、週間ベースで5.4%上昇した。

 17日には、中国の11年10−12月期実質GDP(国内総生産)が市場予想より上ブレし、中国を主要な貿易相手国とするブラジルの株式が買われた。18日は、ブラジル中央銀行による追加利下げへの期待からボベスパ指数は一段と上昇。さらに、IMF(国際通貨基金)が欧州債務危機の拡大に対応するため融資能力を拡大する方針を示し、投資家のリスク選好が強まったことも同指数を押し上げた。

 日本時間19日早朝、ブラジル中銀はCOPOM(金融政策審議会)の結果を発表し、政策金利を市場予想通り0.5%引き下げて10.5%とした。声明文で引き続き金融緩和を実施するスタンスを示したことから、ブラジル株式は騰勢を維持。同日実施されたスペイン国債入札の好調な結果や米国株式の上昇を受けて投資家のリスク許容度が一段と改善したこともあって、同国株式には引き続き上昇圧力がかかった。20日には、ブラジルの地元紙で、ルセフ大統領は12年中に政策金利が9.5%まで引き下げられることを望んでいると報じられ、株高につながった。

 前週にボベスパ指数の構成銘柄では、値上がり率上位にハイパーマルカス(消費)、MRVエンゲンハリア(不動産)、MMXミネラサオ・イ・メタリコス(鉄鉱)がランクイン。一方、値下がり率上位はサンパウロ送電(電力)、エレトロパウロ・メトロポリターナ(電力)、ライト(電力)となった。

 前週にボベスパ指数が6万ポイントの大台を回復したことから、今週は同水準を維持できるかが焦点となろう。6万ポイント近辺で何度も上値を抑えられてきたため、同水準を上回って底堅く推移すれば、6万ポイントが今度は下値支持線として意識されるようになるとみられる。

 国内要因では、26日に公表される金融政策決定会合の議事録(17−18日開催分)が重要。ハト派的な内容となれば同国株式のさらなる下支え要因になるとみる。ただ、市場の一部では中銀が次回3月の会合で追加利下げを実施したあとに据え置きに転じるとの見方もあるため、議事録の内容を受けて金利先安観が後退すれば株安材料となろう。

提供:モーニングスター社

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