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債券・為替ニュース



来週の東京外為市場見通し=日銀は追加金融緩和に踏み切るか

2016/04/22 18:24

 予想レンジ: 1ドル=109円00銭−114円00銭

 今週のドル・円は上昇した。週初18日は、前日の産油国会合が不調に終わったことからドル・円は軟化、その後はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物の下げ幅縮小、米株高となり反転した。19日は世界的な株高、原油先物価格の1バレル=40ドル台回復を背景に円が対主要通貨で全面安。20日、イラク副石油相の発言を受け、原油先物価格が一段高になるとドル・円は上値を伸ばした。21日、ECB(欧州中央銀行)理事会後のドラギECB総裁会見がハト派的だったことから、ユーロ・円が下落、ドル・円の下押しにつながった。22日、日経平均株価が売り先行となる中でドル・円は軟化したが、日銀が金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討していると伝わると切り返した。

 来週は日米の金融政策に注目が集まる。26−27日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)は追加利上げ見送りの公算が大きいものの、今後の利上げペースなど声明文の内容がカギとなる。27−28日には日銀金融政策決定会合がある。足元の円高基調や企業業績悪化懸念に加え、14日に発生した熊本地震を受けた景気浮揚期待など、日銀に対する追加金融緩和圧力は強まっている。

 米経済指標では、25日の3月新築住宅販売件数、26日の3月耐久財受注、4月消費者信頼感指数、28日の1−3月期GDP(国内総生産)速報値、29日の3月PCEコア・デフレーター(個人消費支出)などがある。設備投資や在庫投資が振るわずGDPは前期比弱含みが大方の見方で、結果を嫌気するドル売りは限定的とみられる。

 ドル・円は1ドル=108円割れの水準で下値を確認した格好で、戻り基調にある。日銀に対する追加金融緩和圧力が強まっており、金融政策決定会合で追加金融緩和が実施された場合は2月からもみ合いが続いた114円台を目指す展開も想定される。下値のメドは109円。

提供:モーニングスター社