youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、中国株安とブラジル経済懸念で2週続落=BRICs市況

2016/01/12 13:46

 前週(4−8日)のブラジル株式市場は、4日のボベスパ指数が前日比0.2%(83ポイント)安の4万0612.21となり、週間ベースでも12月30日終値から6.3%(2738ポイント)安と2週続落となった。

 週明け4日の指数は4日続落。ブラジル中銀がこの日発表した先週の経済週報「フォーカス・ブルティン」で15年実質GDP(国内総生産)伸び率見通しが前週予想の対前年比伸び率が3.7%減から3.71%減へ、また、16年GDP見通しも2.81%減から2.95%減へ下方修正され、ブラジル経済は過去最悪のリセッション(景気後退)に向かっているとの懸念が広がった。

 翌5日は5日ぶりに反発。前日の大幅安で値ごろ感が出て買い戻しが強まった。また、中国株が下げ幅を縮めたことも好感された。

 6日は反落。中国経済の減速と中東や朝鮮半島の地政学的リスクの高まりを受けて国際商品相場が下落し、ペトロブラスとヴァーレそれぞれ4.2%安と7.6%安となり、指数の下げを主導した。また、ブラジル12月総合PMI(購買担当者景気指数)が前月から大きく低下したことも売り材料になった。

 7日は大幅安となり続落。中国株が今年2度目の終日取引停止となったことや、ブラジル11月鉱工業生産が一段と落ち込んだことで売り圧力が強まった。週末8日は3日続落。政府支援の学生ローンの支払いが遅れているとの一部報道で、大学運営のエスタシオ・パルチシパソンエスとクロトン・エデュカシオナルがそれぞれ5.9%安、5.6%安と大幅に下げた一方で、金属相場高に伴い鉄鋼大手コンパニア・シデルルジカ・ナシオナルが3.6%高となるなど素材銘柄が上昇したため、指数の下げは小幅にとどまった。

 今週(11−15日)の株式市場に影響を与えそうな主な国内のイベントや経済指標は、11日の中銀の経済週報「フォーカス・ブルティン」や13日の11月小売売上高、14日の11月IBC―Br経済活動指数など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>

提供:モーニングスター社