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株式ニュース

<話題>野村の「日本企業価値向上ファンド」、市場観測で1000億円集める人気

2015/04/03 11:02

 野村アセットマネジメントが3日に設定・運用を開始する新ファンド「日本企業価値向上ファンド(限定追加型)」が話題となっている。市場では「1000億円以上集めているらしい」(米系証券)との観測が出ており、今年最大の設定となる可能性が高い。

 販売資料によると、投資にあたっては独自手法で選定した企業価値向上の余地が大きいと思われる銘柄群から株主価値に対する経営姿勢についての評価や、企業の調査・分析を中心とした「ボトムアップアプローチ」に基づき組み入れ銘柄の決定、ポートフォリオの構築を実施。具体的には、企業価値向上の施策(株主還元や事業リストラクチャリングなど)を打てる財務力および改善「余地」と、株主還元(増配や自社株買い)などを通じた企業価値向上の「意欲」を経営陣が高めているかという2つの視点で厳選した銘柄群に投資するという。

<すでに先回り買いされた参考銘柄も>

 販売資料に掲載された参考ポートフォリオは74銘柄で、業種別配分は小売業10.0%、卸売業9.5%、化学8.0%、銀行業7.5%、食料品7.5%、その他業種57.5%。運用方針に沿って選定した銘柄の例として味の素<2802>、富士フイルム<4901>、大塚HD<4578>、塩野義薬<4507>、マブチ<6592>、セイノーHD<9076>、東宝<9602>、三菱商<8058>、Jフロント<3086>、ALSOK<2331>を挙げている。また、企業価値向上の動きが強まる日本企業としてはアマダHD<6113>、青山商<8219>を紹介した。

 参考銘柄として上げられていた銘柄のうち流動性の乏しいマブチ、セイノーHD、東宝、ALSOKなどは個人が先回り買いしたのか、早くも2日に株価が大きく上昇した。ポートフォリオは50−100銘柄程度とあり、仮に観測通り1000億円集まっているとすると単純計算で1銘柄あたり10億−20億円に達する。設定金額の大きさから足元の日本株の支えとなりそうで、関連した動きは要注目だろう。

提供:モーニングスター社