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新興国ニュース



<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油安や対ロ制裁懸念で反落=BRICs市況

2021/04/12 12:37

 前週(5−9日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の9日終値が前日比1.57%安の1417.77、前週比でも2日終値比3.34%安と大幅な反落となった。

 週明け5日の指数は反落して始まり、6日も値を下げ、続落した。

 週前半は、ブレント原油先物がOPEC(石油輸出国機構)プラスの5月からの増産開始決定や米週間石油統計を受け、1バレル=62.5ドルに後退したことが嫌気された。その後は原油先物価格が63ドル台に回復したものの、旧ソ連・ウクライナ東部での緊張激化を受け、4月下旬にも米国が対ロ制裁を決めるとの懸念が強まり、売りが続いた。

 7日は3日ぶりに反発した。8日も値を上げ、続伸。

 週半ばから後半は、ウクライナ東部での地政学的な緊張激化に対し、ロシア政府が介入しない方針を示したことを受け、対ロ制裁懸念が緩和したほか、海外株高に支えられて買いが強まった。また、複合企業大手AFKシステマの好決算も、指数の押し上げにつながった。

 週末9日は、原油先物価格が軟化し、ロシア株も売り優勢となった。

 今週(12−16日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染や変異ウイルス、ワクチン接種などの動向、世界経済、特に米国の景気対策や長期金利の動向、対ロ制裁、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、主要企業の四半期決算、反体制派指導者ナワリヌイ氏の動向などが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える13日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や14日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定は15日の3月鉱工業生産など。指数は1350−1500ポイントの値動きが予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
 WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
 野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社