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<新興国eye>ベトナム・トラック市場、過積載取締り強化が需要増後押し

2014-10-23 13:41:00.0

(07/20 15:00) 現在値
三菱自動車工業 922 -

 ベトナムでは現在、過積載トラックに対する取締りが強化されている影響でトラックに対する需要が伸びており、国内トラック組立メーカー成長への追い風となっている。

 メルセデスベンツ・ベトナム(MBV)は7月、三菱自動車<7211>系のビナスターからベトナムにおける三菱ふそうトラック事業を受け継いだ。MBVのグエン・ズイ・ドアン経営部長は、小型トラック「キャンター」、中型トラック「ファイター」、大型トラック「トラクター」の3車種の組立生産を開始し10月9日から販売に踏み切ったとしている。今年のトラック販売台数は、前年の761台を上回る約1000台に達する見込みだ。

 フォード・ベトナムのジーザス・メテロ・アリアス社長は、過積載トラックに対する取締り強化により、今後中型トラックの需要が急増し、国内トラック市場の発展を促していくとの見解を示した。また、チュオンハイ自動車(Thaco)のマイ・フオック・ゲー商用車販売部長によると、これまで購入者は実際に必要な積載量より小さい車種を買い求める傾向があったが、現在は積載量制限に違反しないよう希望車種が大型化しているという。

 現在、ベトナムのトラック市場には大手メーカー製から格安車まで様々なブランドが出そろっている。このうち、中国から輸入されている東風汽車(ドンフェン)、中国重汽(シノトラック)、第一汽車(FAW)、江准汽車(JAC)、北汽福田汽車(フォトン)などの廉価トラックの存在が、国内のトラック組立メーカーへの大きな圧力となっている。

 ベトナム税関総局によると、14年1−6月期(上半期)の国産車販売台数は前年同期比で24%の増加だったが、輸入車は同60%と大幅に増加。このうち、中国からのトラック輸入台数は前年同期の2倍の4600台で、輸入額は同3倍の1億8500万ドル(約198億円)に上った。

 なお、ベトナム自動車工業会(VAMA)のデータによると、VAMA加盟企業各社の13年におけるトラック販売台数は2万4600台、14年上半期では前年同期比16%増の1万3500台だった。

【筆者:Viet Economic Research&Advisory Corp.(VERAC)】
2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム経済金融情報」「ベトナム株情報」「VIETJOベトナムニュース」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業730社超の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは22万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査、産業調査、市場調査に強み。

*当該記事は外部執筆者により作成されたものです。記事は執筆者が信頼できると判断したデータなどにより作成いたしましたが、その正確性などについて保証するものではありません。

提供:モーニングスター社

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