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2015年相場見通し:為替―125円に最多得票、円安見込むも水準に開き=市場関係者アンケート

2015/01/05 09:17

 2015年の外国為替市場の見通しでは、14年が円安進行の見方でほぼ一致したのに対して、市場関係者では円安進行を見込む声が多いものの、水準感では見方が別れる形となった。

 15年のドル・円の相場予想では、最も多かった回答が1ドル=125円で、44人中11人となった。ただ、昨年の予想が1ドル=110円がほぼ大半を占めたのと比較すると、1ドル=130円も9人おり、円安進行のメドへの見方が異なっている。このほか、1ドル=120円が7人と14年年末の水準とほぼ変わらないとの見通しも多い。また、1ドル=135円以上と大幅な円安を見込む意見もある一方で、1ドル=115円以下の円高を予想するのは計5人と極端な相場展開を予想する声も出ている。

 14年の外為市場を振り返ると、13年末の1ドル=115円台から14年末は1ドル=120円台と、米国の量的金融緩和の終了と将来的な利上げ観測を背景にドル高が進行したことで円安が大きく進んだ。15年の最注目点もFRB(米連邦準備制度理事会)がいつ利上げに転じるかだ。ただ、時期については、足元ではインフレ率の低下も起こっており、不透明感が強い。仮に利上げに転じた後の為替の方向感も見通しにくく、アンケートにもそれが反映された可能性があるだろう。

 一方、米国経済の状況は足元の経済指標を見ても堅調。16年には米大統領選挙を控え、大統領選挙の前年には米株は上昇するとのアノマリー(説明のつかない法則)も指摘される。日本では日銀による異次元の追加金融緩和第2弾が行われ、欧州ではECB(欧州中央銀行)による追加金融緩和観測は根強い。米国と日欧の金融政策の方向感が異なる状況は続き、「強いドル」が続く情勢となりそうだ。

提供:モーニングスター社