fund_beginer fund_search fund_look



<新興国eye>ベトナム自動車産業、買収・合併に活性化の兆し

2015-03-11 16:31:00.0

 ベトナムではこの数年、多くの分野でM&A(企業の合併・買収)が活発化しているが、自動車産業ではまだこの動きはさほど大きくはない。だが、M&Aは自動車産業の今後の成長にとって大きなチャンスになると見られている。

 現在、ベトナムの自動車産業には数百の企業が参入しているが、輸出、組立・生産、流通など段階ごとに企業が細かく分断されており、効率の良い大規模企業の数は少ない。ベトナム経済が急速に成長している今、自動車産業が取り残されずに成長するためには、M&Aを通じて規模の拡大を図ることが最も近道だ。

 最近、自動車産業においてM&A活性化の兆しが表れている。国営企業のビナモーターや3.2自動車メカニカル、交通運輸投資事業組合・輸出入(Tracimexco)などがIPO(新規上場)を実施。一方、自動車分野の企業の時価総額が低く評価されている。ホーチミン証券取引所(HOSE)に上場している同分野売上高トップのサイゴン総合サービス(SVC)の時価総額は、3月4日時点で4720億ドン(約26億5000万円)に留まっている。

 15年においてM&Aの第一陣となるのは、トラック・トレーラーなどの販売を手掛けるHOSE上場のホアンフイサービス投資(HHS)だろう。同社はこのほど、同じく自動車販売を行うホアンザンサービス開発の株式99.78%を買収する計画を明らかにした。

 また、交通運輸省が保有するビナモーターの株式全てを売却する計画を発表したのを受け、HOSE上場のTMT自動車(TMT)がその全株式買い取りに名乗りを上げた。

 さらに、自動車販売等を手掛けているタイのチャイラットチャカーンが、HOSE上場の日野トラック販売会社チュオンロン自動車・技術(HTL)における株式保有比率を18%から22.6%へと引き上げる計画を発表している。

【筆者:Viet Economic Research&Advisory Corp.(VERAC)】
2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム経済金融情報」「ベトナム株情報」「VIETJOベトナムニュース」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業730社超の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは22万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査、産業調査、市場調査に強み。

*当該記事は外部執筆者により作成されたものです。記事は執筆者が信頼できると判断したデータなどにより作成いたしましたが、その正確性などについて保証するものではありません。

提供:モーニングスター社

今、見られている記事