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来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円に下値不安、リスクオフなら円売りポジションの巻き戻しも

2015/08/21 18:38

予想レンジ:1ドル=121円72銭−124円50銭

来週(8月24−28日)の外国為替市場で、ドル・円は下値模索の展開を予想する。ダウ工業株30種平均は20日に14年10月以来の1万7,000ドル割れ、21日の日経平均株価はフシの2万円を割り込んだ。世界的な景気の先行き不透明感を背景とした、同時株安が来週も続くか否かに最大の注目が集まる。

 足元のドル・円はリスクオフの流れが強まっているにも関わらず、比較的底固い値動きとなっている。これは、米国の9月利上げ観測を背景としたドル買いがドル・円の下支えとなっているため。もっとも、今後リスクオフの展開が強まった場合は、高金利通貨売り、ドル売り、円買いの動きが強まる可能性がある。米系銀行の試算によれば、アベノミクスの3年間を通じて積み上がった円売りポジションは円キャリートレード最盛期の半分程度まで達しているとの見方もあり、投資家のリスクオフの動きが今後強まった場合は、ポジション解消の動き(円の買戻し)が加速する可能性が指摘されている。

 米9月利上げ観測の後退もドル・円の下押し材料となるため、米利上げ時期に影響を及ぼす米経済指標の動向にも留意が必要。25日発表の米7月新築住宅販売、27日の米4−6月期GDP(国内総生産)改定値は特に注目される。仮に市場予想を下回る弱い結果となり、米9月利上げ観測が一段と後退すれば、ドル・円の支えが一時的に失われる(ドル売り・円買い)可能性がある。

 テクニカル的にも、ドル・円は下押ししやすい。ドル買い・円売り材料が乏しい中、7月以降のドル・円は1ドル=124円台に突入すると急激に上値が重くなる傾向が続いている。目先は7月安値の1ドル=122円94銭を下回っており、26週線の121円72銭までフシらしいフシは見当たらない。

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社