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来週の東京外国為替市場見通し=FOCMでの利上げめぐる思惑がぶつかる

2015/09/11 18:21

予想レンジ:1ドル=119円00銭−123円00銭

 今週のドル・円は堅調な動きとなった。週初7日から世界的なリスク・センチメントの回復を背景に下げ続けた前週から一転。日本株を含むアジア全般の株高を背景に買い優勢で推移し、9日には121円台を回復した。10日には自民党の山本幸三衆院議員が日銀の追加緩和に関し「10月30日の金融政策決定会合が良い機会」などと発言。ドル・円の支援材料となった。

 来週の注目は16−17日のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを行うか否かの1点となる。米国、中国で複数の経済指標が出てくるが、どのような結果が出るかによって市場の流れが変わりそうだ。FRBは前月のジャクソンホール会合におけるフィッシャー副議長の発言で、早期利上げを引き続き模索していることが判明。米8月雇用統計も非農業部門雇用者数こそ予想を下回ったが、過去分は上方修正され失業率は改善していた。9月FOMCにおける利上げは現実味を帯びてきたと見て良い。

 注意したいのはFRBが9月どころか年内利上げを見送ると表明した場合。ドルを買い上がる材料がなくなり、リスク回避の円買いが進むためしばらくドル安・円高が続く可能性は高い。一方、日銀金融政策決定会合は現状維持との見方が大半。ただ、山本氏の発言で追加緩和期待が高まっている。今後の緩和動向に関しての発言は注目したい。

 来週のおもな経済指標・イベントは米国が8月小売売上高、9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、8月鉱工業生産、8月CPI(消費者物価指数)、7月対米証券投資、8月住宅着工件数、新規失業保険申請件数、9月フィラデルフィア連銀景況指数、8月景気先行指標総合指数、FOMC。そのほかは中国8月小売売上高前・鉱工業生産・固定資産投資、ユーロ圏7月鉱工業生産、英8月CPI、英8月小売物価指数、英8月失業者数推移、英8月小売売上高指数、独9月ZEW景況感調査、ニュージーランド4−6月期GDP(国内総生産)、カナダ8月CPI。日本は8月貿易収支、日銀金融政策決定会合。

(日付は現地時間)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社